債務整理の相談に見えるお客さんは、誰もみな最初は暗い表情を浮かべている。ここで、弁護士の先生がいつも心がけているのは、「過去を振り返らない」ことだという。
多重債務者に対して、「どうしてヤミ金なんかから借りたんですか?」とか「なぜ今まで家族に黙ってたんですか?」などときいても、相手は気が滅入るだけだし、時間と相談料の無駄である。破産手続や過払い金請求は一刻を争う短期戦なのだから、無駄なことをやっているヒマはない。だから、過去は水に流せ、というのである。
500万円の借金が帳消しになるどころか、100万円が戻ってくると考えただけでも、バーディーだったら幸福感でいっぱいになるところだ。
多重債務者に対して、「どうしてヤミ金なんかから借りたんですか?」とか「なぜ今まで家族に黙ってたんですか?」などときいても、相手は気が滅入るだけだし、時間と相談料の無駄である。破産手続や過払い金請求は一刻を争う短期戦なのだから、無駄なことをやっているヒマはない。だから、過去は水に流せ、というのである。
500万円の借金が帳消しになるどころか、100万円が戻ってくると考えただけでも、バーディーだったら幸福感でいっぱいになるところだ。