Don't Kill the Earth

地球環境を愛する平凡な一市民が、つれづれなるままに環境問題や日常生活のあれやこれやを綴ったブログです

他人との距離

2008年10月11日 14時37分02秒 | Weblog
 最近、若い被疑者・被告人と話をしていると、どうも「他人との距離」のとり方を間違えているように思えてならない。というのも、「先生、これからヒマ?できれば今日中に○○(某写真週刊誌)を差し入れて欲しいんだけど」などという依頼を平気でしてくるのである。要するに、ごく親しい友人に対するようになれなれしいのである。
 彼らの多くは、離婚などにより片親のない家庭で育っており、養育してもらった親からも、早い段階で見切りを付けられている。以前指摘したとおり、少年院では7割近くが母子家庭または父子家庭で育っているのである。
 こうした若年犯罪者が、成人してから振り込め詐欺などの犯罪を犯すケースは多い。彼らは、一見すると普通の若者だが、順法精神に乏しく、とりわけ集団になると歯止めなく悪いことをするのである。
 だが、1対1で向かい合っていると、実に弱い人間であることが分かる。傍から見れば些細なことについて、延々と悩んだりする。「拘禁ノイローゼ」というやつもあるので、一概には言えないが。
 対人関係においては、ごく親しい友人たちと集団で群れるか、それ以外の他人は自分に有利なように利用するか、この2つしか選択肢がないかのようである。
 ・・・育ち方って大切だなあ、としみじみ思う今日この頃。
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