昔から、「日本論」を書いた本は売れると言われてきた。日本辺境論(内田樹)も例外ではない。近所の書店では、週間ベストセラーになっている。
だが、この本は普通の「日本論」本とは違う。「日本論」を論じる日本人をメタ認知するかのような、要するに、「日本論」論なのである。
まだ「Ⅰ」を読み終わったばかりだが、山本七平の「空気の研究」が引用されているあたり、著者の着眼点の良さがうかがわれる。
だが、この本は普通の「日本論」本とは違う。「日本論」を論じる日本人をメタ認知するかのような、要するに、「日本論」論なのである。
まだ「Ⅰ」を読み終わったばかりだが、山本七平の「空気の研究」が引用されているあたり、著者の着眼点の良さがうかがわれる。