Don't Kill the Earth

地球環境を愛する平凡な一市民が、つれづれなるままに環境問題や日常生活のあれやこれやを綴ったブログです

コスト・アプローチ

2010年01月25日 08時18分11秒 | Weblog
 モノの値段はどうやって決まるのか?
 通常、価格には3つの決定方法があるといわれる。第1は、インカム・アプローチ(収益還元法)で、工作機械など、モノが生み出す収益を現在価値に引きなおす方法である。第2が、コスト・アプローチ(原価積み上げ法)で、かかった費用を積み上げて計算する方法だ。第3は、マーケット・アプローチ(市場価格比較法)で、前2者とはちょっと次元が違い、市場の価格と比較して決定するというもの。
 弁護士費用はどうかというと、かつては日弁連の報酬基準があり、一元的に決定されていた。これは、市場ではなくいわば公定されたものだが、マーケット・アプローチに近い。現在では弁護士報酬は自由に決定できることとなったが、今でも法律相談料などはかつての基準によるところが多い。
 基準が廃止された現在の弁護士報酬は、おそらく、コスト・アプローチとマーケット・アプローチの混合により成り立っていると思う。自分の事務所のコストから決定するが、他の事務所とおおむね横並びにする・・・という風に。
 ちなみに、大手債務整理弁護士事務所の費用が安いのは、コストが低いからであろう。
コメント
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