フロイトによれば、人間の行動を律する原理として、快・不快原理、現実原理と並んで、「涅槃原理」があるという。涅槃原理は、要するに死への衝動といってよい。ちなみに、「涅槃原理」のネーミングは懸田克躬による。
考えてみれば、自殺する生物は、人間以外にはレミングくらいしか思いつかない。もっとも、レミングは意図的に死ぬわけではないから、自殺する生物は人間しかいないということなのだろう。
毎年3万人が自殺する国に生活し、かなりの頻度で「人身事故による電車の遅れ」を経験していると、人間とは「自殺する生物」であるという定義付けをしてもあながち誤りではないように思えてくる。
考えてみれば、自殺する生物は、人間以外にはレミングくらいしか思いつかない。もっとも、レミングは意図的に死ぬわけではないから、自殺する生物は人間しかいないということなのだろう。
毎年3万人が自殺する国に生活し、かなりの頻度で「人身事故による電車の遅れ」を経験していると、人間とは「自殺する生物」であるという定義付けをしてもあながち誤りではないように思えてくる。