<法務省>公訴時効見直し案 殺人は廃止、遡及も適用
殺人の時効撤廃へ=「完成前なら遡及」明記-法制審に見直し案提示・法務省(落合弁護士のブログ)
「時効」ほど日常生活になじんだ法律用語は珍しい。ちなみに、明治時代の最初の翻訳は、「期限特免」(きげんとくめん)だったそうだ。期限到来により権利を得たり義務を免れたりするという意味。
公訴時効は、おおざっぱに言えば、警察の負担軽減以上の意味を持っていない。
落合弁護士も指摘するように、「殺人等の重大事件で、当初、捜査本部が立っていたようなものでも、数年中に犯人検挙の見通しがつかないと、捜査員は徐々に減少し、所轄警察署だけで捜査をやっているという形にしつつも実際は記録をロッカー等に入れっぱなしにして、時々、申し訳程度の捜査をやって(やったことにして)、あとは時効を待つだけ、というものはかなりあります。」というのが実情のようだ。
そういえば、いつも接見に行くと、5時30分くらいになると、警察署の署員がいっせいに帰宅し始める。他方で、事件はどんどん時効にかかっていくのである。
殺人の時効撤廃へ=「完成前なら遡及」明記-法制審に見直し案提示・法務省(落合弁護士のブログ)
「時効」ほど日常生活になじんだ法律用語は珍しい。ちなみに、明治時代の最初の翻訳は、「期限特免」(きげんとくめん)だったそうだ。期限到来により権利を得たり義務を免れたりするという意味。
公訴時効は、おおざっぱに言えば、警察の負担軽減以上の意味を持っていない。
落合弁護士も指摘するように、「殺人等の重大事件で、当初、捜査本部が立っていたようなものでも、数年中に犯人検挙の見通しがつかないと、捜査員は徐々に減少し、所轄警察署だけで捜査をやっているという形にしつつも実際は記録をロッカー等に入れっぱなしにして、時々、申し訳程度の捜査をやって(やったことにして)、あとは時効を待つだけ、というものはかなりあります。」というのが実情のようだ。
そういえば、いつも接見に行くと、5時30分くらいになると、警察署の署員がいっせいに帰宅し始める。他方で、事件はどんどん時効にかかっていくのである。