日本のロースクールがアメリカなどのようにうまくいっていない(アメリカが「うまくいっている」という点にも争いはあるだろうが)理由の1つとして、学生が教官に余り質問しないという点があると思う。
ロースクールに限らず、アメリカの大学・大学院の授業では、疑問があれば即座に学生が手を上げて教官に質問する。教官はファースト・ネームで呼ばれるし、日本のように、学生がおそるおそる手を上げることもない。
これに対し、日本で「は、儒教文化が根強く残っているせいか、「学生は、目上の人間である教官に対し、下らない質問をして時間を浪費させてはならぬ」という暗黙の規律があるように思う。この調子だと、いつまでたっても「双方向型」の講義を実現するのは難しい。
ロースクールに限らず、アメリカの大学・大学院の授業では、疑問があれば即座に学生が手を上げて教官に質問する。教官はファースト・ネームで呼ばれるし、日本のように、学生がおそるおそる手を上げることもない。
これに対し、日本で「は、儒教文化が根強く残っているせいか、「学生は、目上の人間である教官に対し、下らない質問をして時間を浪費させてはならぬ」という暗黙の規律があるように思う。この調子だと、いつまでたっても「双方向型」の講義を実現するのは難しい。