【神戸小1女児殺害】際立つ犯行の残虐性、死刑判断へ先例踏襲せず
「2人以上殺さないと死刑は適用できない」という最高裁の考え方は、人命を数値化しているようでもあり、やりきれない話である。
この考え方をあえて正当化するとすれば、次のようにいうことが出来るだろう。
死刑は応報刑であり、命をもって命を償うという発想に根拠を持つ。だが、人命は万人平等であるから、被害者の命と加害者の命は平等に扱わなければならない。死刑は極刑なので、同害報復を超える正当化根拠が必要となるため、「1人の被害者の死」だけでは足りず、それ以上の被害が発生していることが必要である……。
「2人以上殺さないと死刑は適用できない」という最高裁の考え方は、人命を数値化しているようでもあり、やりきれない話である。
この考え方をあえて正当化するとすれば、次のようにいうことが出来るだろう。
死刑は応報刑であり、命をもって命を償うという発想に根拠を持つ。だが、人命は万人平等であるから、被害者の命と加害者の命は平等に扱わなければならない。死刑は極刑なので、同害報復を超える正当化根拠が必要となるため、「1人の被害者の死」だけでは足りず、それ以上の被害が発生していることが必要である……。