舛添要一氏 小池都知事の週末「不要不急の外出自粛」要請に「1週間遅い」
「舛添氏は「小池都知事は今週末に不要不急の外出自粛を要請。1週間遅い。私は20日の段階で『鈍感』だと指摘していた。3連休の人出は多かったと指摘」。さらに「一方、感染者41人増と言っても、病院関係者11人や海外渡航者5人と感染源不明者10人は分けて考えるべきで、都市封鎖という言葉を軽々に使ってはならない。正しく恐れよ」と注意を促した。」
弁護士になりたての頃、ある先輩から、「依頼者に不安を与えるような立ち居振る舞いをしてはいけない」と指導されたことがある。
そのとき思い出したのは、修習中に見た、刑事裁判の公判が始まったのに弁護人が来ないのを見て、はたから見てもどんどん不安に陥っていく被告人の姿のことであった。
多くの依頼者は、専門家である代理人に対し、安心を与えてくれることを望んでいると思う。
これと同列に論じるわけにはいかないのかもしれないが、多くの都民は、知事に対し、安心を与えてくれるような言動を望んでいるだろう。
それゆえ、政治家としても、国民・市民に対し、安心を与えるような言動を心がけるべきであり、第二次大戦中の、F.D.ルーズヴェルト大統領の「炉辺談話」はその模範ではないかと思う。
こうした観点からすると、最近の都知事の言動には、かなり問題があるように思われる。
というのも、わざわざ「オーバーシュート」、「ロックダウン」などという新奇な横文字を使ったため、これらの言葉が独り歩きして、必要以上に不安を与えたように思われるからである。
例えば、「ロックダウンになると食料が不足するから、今のうちに買いだめしとこう」と思った都民は多いはずである。
そういう意味では、「正しく恐れよ」という舛添氏の方が賢明だろう。
「舛添氏は「小池都知事は今週末に不要不急の外出自粛を要請。1週間遅い。私は20日の段階で『鈍感』だと指摘していた。3連休の人出は多かったと指摘」。さらに「一方、感染者41人増と言っても、病院関係者11人や海外渡航者5人と感染源不明者10人は分けて考えるべきで、都市封鎖という言葉を軽々に使ってはならない。正しく恐れよ」と注意を促した。」
弁護士になりたての頃、ある先輩から、「依頼者に不安を与えるような立ち居振る舞いをしてはいけない」と指導されたことがある。
そのとき思い出したのは、修習中に見た、刑事裁判の公判が始まったのに弁護人が来ないのを見て、はたから見てもどんどん不安に陥っていく被告人の姿のことであった。
多くの依頼者は、専門家である代理人に対し、安心を与えてくれることを望んでいると思う。
これと同列に論じるわけにはいかないのかもしれないが、多くの都民は、知事に対し、安心を与えてくれるような言動を望んでいるだろう。
それゆえ、政治家としても、国民・市民に対し、安心を与えるような言動を心がけるべきであり、第二次大戦中の、F.D.ルーズヴェルト大統領の「炉辺談話」はその模範ではないかと思う。
こうした観点からすると、最近の都知事の言動には、かなり問題があるように思われる。
というのも、わざわざ「オーバーシュート」、「ロックダウン」などという新奇な横文字を使ったため、これらの言葉が独り歩きして、必要以上に不安を与えたように思われるからである。
例えば、「ロックダウンになると食料が不足するから、今のうちに買いだめしとこう」と思った都民は多いはずである。
そういう意味では、「正しく恐れよ」という舛添氏の方が賢明だろう。