モラル・ハラスメント―人を傷つけずにはいられない
「・・・世の中には、モラル・ハラスメントの加害者という人種が存在するのだ。本書によると、それは<自己愛的な変質者>である。」
「いっぽう被害者のほうは、いわゆる<メランコリー親和型>と呼ばれるタイプの人間である(第7章)。その特徴は、几帳面で家庭や職場の地秩序を愛し、まわりの人々に献身的に尽くす。真面目で責任感が強いので、仕事の面では成功することが多い。だが、罪悪感を持ちやすく、抑うつ状態になりやすい傾向を示す。また、子供の頃の出来事のせいで、他人の支配に屈しやすい、などである。」(p9~10)
「モラル・ハラスメント」という言葉を生んだ金字塔的な本だが、どうしてこれまで読んでいなかったのか、自分でも情けない。
たまたま裁判所の書店にあったので購入したが、法曹関係者の必読書という位置づけになったのだろう。
取り上げられる事案の中には、私が過去に受任した事件と酷似したものがたくさんある。
この種の心理学・精神分析学を、ロースクールでも教えるとよいと思う。
「・・・世の中には、モラル・ハラスメントの加害者という人種が存在するのだ。本書によると、それは<自己愛的な変質者>である。」
「いっぽう被害者のほうは、いわゆる<メランコリー親和型>と呼ばれるタイプの人間である(第7章)。その特徴は、几帳面で家庭や職場の地秩序を愛し、まわりの人々に献身的に尽くす。真面目で責任感が強いので、仕事の面では成功することが多い。だが、罪悪感を持ちやすく、抑うつ状態になりやすい傾向を示す。また、子供の頃の出来事のせいで、他人の支配に屈しやすい、などである。」(p9~10)
「モラル・ハラスメント」という言葉を生んだ金字塔的な本だが、どうしてこれまで読んでいなかったのか、自分でも情けない。
たまたま裁判所の書店にあったので購入したが、法曹関係者の必読書という位置づけになったのだろう。
取り上げられる事案の中には、私が過去に受任した事件と酷似したものがたくさんある。
この種の心理学・精神分析学を、ロースクールでも教えるとよいと思う。