Don't Kill the Earth

地球環境を愛する平凡な一市民が、つれづれなるままに環境問題や日常生活のあれやこれやを綴ったブログです

ダンス月間(2)

2024年08月19日 06時30分00秒 | Weblog
 毎年のことだが、8月第一週の土日のスケジュールをどうするか悩む。
 というのは、この2日間に、バレエ・ダンスの公演が集中しているからである。
① 「横浜バレエフェスティバル」
 この数年、8月第一週の日曜日に開催されることとなっている。
② 「バレエ・アステラス」
 同じ週の土曜日と日曜日に開催されるので、日曜日は①とバッティングしてしまう。
③ 「世界バレエフェスティバル」
 3年に一度開催されるが、平日に行けない場合、①②とバッティングしてしまう。
 というわけで、今年は、泣く泣く②を諦め、①と③に行くこととした。
 ちなみに、バッティングに悩むのは客だけではなく、ダンサーの菅井円加さんも、ほぼ毎年出演している①ではなく、③への出演を選択している。

フレッシャーズガラ
・ スーブニール・ドゥ・チャイコフスキー 振付:遠藤 康行 ほか
ワールドプレミアム
・ 「海賊」より グラン・パ・ド・ドゥ
  芝本 梨花子スウェーデン王立バレエ団/ファーストソリスト
  三森 健太朗スウェーデン王立バレエ団/プリンシパル
・ 「Mirror of Sarasvati」 振付:髙瀬 譜希子
  髙瀬 譜希子元アクラム・カーン・カンパニー
  佐藤 健作和太鼓奏者
・ 「グラン・パ・クラシック」より ヴァリエーション
  佐々 晴香ベルリン国立バレエ団/ソリスト ※来シーズンよりプリンシパ     ル昇格予定
・ 「Lilly」より抜粋 Ver.2024 振付:柳本 雅寛
  柳本 雅寛ダンサー、振付家、+81主宰
  大宮 大奨ダンサー、振付家、映像作家
・ 「ドン・キホーテ」より グラン・パ・ド・ドゥ
  秋山 瑛東京バレエ団/プリンシパル
  二山 治雄元パリ・オペラ座バレエ団/契約団員
・ 「ダイアナとアクティオン」より グラン・パ・ド・ドゥ
  加瀬 栞イングリッシュ・ナショナル・バレエ/リードプリンシパル
  エリック・ウルハウスイングリッシュ・ナショナル・バレエ/ソリスト
・ 「Entrelacs」振付:ジャン=クリストフ・マイヨー
  小池 ミモザモナコ公国モンテカルロ・バレエ団/プリンシパル
・ 「ボレロ」振付:髙瀬 譜希子
  二山 治雄元パリ・オペラ座バレエ団/契約団員
・ 「ジゼル」より グラン・パ・ド・ドゥ
  佐々 晴香ベルリンバレエ団/ソリスト ※来シーズンよりプリンシパル昇 格予定 三森 健太朗スウェーデン王立バレエ団/プリンシパル
・ 「No Mans Land」より パ・ド・ドゥ 振付:リアム・スカーレット
  高橋 絵里奈イングリッシュ・ナショナル・バレエ/リードプリンシパル
  ジェームズ・ストリーターイングリッシュ・ナショナル・バレエ/ファーストソリスト

 「フレッシャーズ・ガラ」は主に神奈川県内のバレエ・スクールから選抜されたダンサーによる上演だが、毎年「小顔選手権大会」という印象を受ける。
 幼い頃からバレエをやっていると、小顔になってくる(小顔に見えてくる?)のである。
 「ワールド・プレミアム」の顔ぶれを見ると、先日の「BALLET The New Classic」と共通する出演者が多い。
 海外在住の日本人ダンサーは、この時期に「帰省」と「仕事」を同時にやるということなのだろう。
 バレエに限らず、芸事は2日も練習を休めば腕が落ちると言われているので、「帰省」と言っても休んでいる暇はないのである。
 私見では、高瀬さんがダンサー&コリオグラファーとして活躍しているのが目立つ。
 「Mirror of Sarasvati」は、和太鼓に合わせてインド風(?)のダンスが展開されるのがシュールだし、「ボレロ」では、二山さんの身体能力の高さをフルに引きだしている。
 やはり、二山さんは、「薔薇の精」のような現実離れした異形的な役が似合うようである。
 トリは、昨年好評だった「No Mans Land」の再演。
 今回、どうやら妻には夫の姿が「終始見えていない」設定であることが分かった。
 二人が目を合わせるシーンはほぼ皆無だし、夫がやや大きめの鼻息を立てるのは妻に存在をアピールするためで、おそらくコリオの一部と思われる。
 やはり、傑作は何度も観るべきなのである。
コメント
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