Don't Kill the Earth

地球環境を愛する平凡な一市民が、つれづれなるままに環境問題や日常生活のあれやこれやを綴ったブログです

レパートリー

2024年10月11日 06時30分00秒 | Weblog
伊福部昭:舞踊曲「サロメ」から"7つのヴェールの踊り"
ブラームス:ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品77
J. S. バッハ:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番”ラルゴ”(ヴァイオリン・アンコール)
ラフマニノフ:交響曲第2番 ホ短調 作品27 

 私にとっては久々の読響だが、久々という感じがしなかったのは、ヴィオラの鈴木康浩さんの顔を、つい先日のARK クラシックスで見ていたからかもしれない。
 伊福部さんの「サロメ」は、個人的にはR.シュトラウスの作品よりもドラマティックで親しみが持てた。
 こういう曲をときどきやってもらいたいものである。
 ついでに言えば、アンコールで「ゴジラのメインテーマ」をやってくれればなお良かったと思う。
 クリスティアン・テツラフは、私は初見だが、ほぼ終始目を瞑ったままの演奏スタイルが渋い。
 こういう初老でヒゲをはやしたヨーロッパ人をみると、「ザ・ヴァイオリニスト」という気がする。
 個人的には、甘ったるい2楽章は好きでないが、ハイテンポでダンサブルな3楽章は好きなので、全体としての評価が難しい曲である。
 ラストはラフマニノフ2番。
 3楽章はポップス化されている有名なメロディーを含んでおり、始まった途端ニヤニヤしてしまう。
 それにしても、ヴァイオリン奏者の腕前が見事なことに驚く。
 というか、ラフマニノフ2番は読響の十八番のレパートリーなのではないかと感じるほど、しっくり来たのである。

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