Don't Kill the Earth

地球環境を愛する平凡な一市民が、つれづれなるままに環境問題や日常生活のあれやこれやを綴ったブログです

不労所得

2008年05月23日 08時12分19秒 | Weblog
<ネットカフェ難民>「しんどい」と訴える妊婦まで 100人の実態調査(毎日新聞)
 調査は昨年6~12月、大学の研究員ら延べ約400人が行い、大阪市立大学大学院創造都市研究科が298ページの報告書にまとめた。深夜営業店の利用者65人の中心は20~30代で、寝泊まりの場所としてネットカフェの他にファストフード店、サウナ、カプセルホテル、友人宅、路上などを挙げた。

 家賃を払えずネカフェ難民になる人もいれば、相続で得た不動産を賃貸物件にして不労所得を得て優雅な生活をしている人もいる。この世は本当に不公平である。
 そういえば、バーディーの元勤務先では、毎日朝から深夜まで働く若手営業マン(総合職)の年収が500万円、9時から5時まで受付のいすに座って通販カタログを読むだけのオバチャン(一般職)の年収が800万円、なんてこともあった。
 
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裁判官のストレス

2008年05月22日 08時25分32秒 | Weblog
ストーカー判事逮捕 識者「裁判員制度まであと1年という日に…信頼失う」(産経新聞)
  「性犯罪や女性に対する事件で逮捕される裁判官が出るということはストレスに対するケアはきちんとされているのか疑問がある。問題のある訴訟指揮も指摘されており、国民からすれば、裁判員として参加したら偶然、変な裁判官と一緒だったでは済まされない。裁判官のストレスに対するケアがなされているのか、行動の不審な裁判官がいないかチェックする必要もある」と指摘した。

 ストレスからストーカー行為に及ぶという発想は?だが、裁判官のストレスは、はたから見ても同情する。まず、言いたいことが言えない。私生活も厳しくチェックされる。当事者主義の訴訟構造においては、基本的に受動的立場に置かれる(自分から積極的に動くことはできない)。
 だから、適性のない人が裁判官になると、まさに悲劇である。
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語られぬこと

2008年05月21日 09時42分14秒 | Weblog
 「語られたことよりも、語られなかったことの方が重要である」
というのは、ある作家の言葉だったと思う。
 典型的な「信頼できない語り手」が主人公のカズオ・イシグロの小説「日の名残り」を読むと、一層その感を強くする。例えば、主人公のスティーブンスは、自分がかつて仕えていた主人の名前を隠そうとしたり、主人が反ユダヤ主義者であったことも否定しようとするのだが、実に不自然である。要するに、主人は、イギリスでは対独協力者として歴史的評価が固まってしまい、国民から蔑視される存在なのである。だからスティーブンスは主人の名が出るとこうした行動に走るのである。また、ユダヤ人のメイドを解雇した際の追想は、あたかも自分が解雇されたメイドらに対して同情的であったかのようなトーンで語られる。これもどうやら嘘くさい。
 「日の名残り」は、敗者の立場で語られる歴史によく似ている(パロディというべきか。)。「語られぬこと」を見逃すと、とんでもない誤解に陥ることになる。
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ソクドクの薦め

2008年05月19日 08時13分33秒 | Weblog
知らんがな。(PINEさんのブログ)
 真面目な話、日弁連は、「軒弁」をぶっ飛ばして、「即独」の推進に舵をきりつつある。

 バーディーの知る修習生(地方で修習中)も、やはりソクドクを目指している。というのも、社会人経験を経ている彼にとっては、唯一の現実的な選択肢だからだ。近年の採用状況では、社会人経験がプラスに作用することは稀で、以前指摘した某都市型公設事務所のように、「若い修習生が事務所訪問にたくさん来てくれた」と喜んでいるのが多数派だろう。
 日弁連、打つ手なし。
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士業の人

2008年05月18日 21時14分52秒 | Weblog
 弁護士、公認会計士、税理士、司法書士、などなど、「士」のつく職業、すなわち「士業」はいろいろあって、かつ、内実も複雑である。
 バーディーが金融機関に勤めていたとき、司法書士は日常頻繁に接する士業であった。というのも、不動産担保を設定する際には、司法書士に依頼せざるを得ないからである。そして、出入りの司法書士の中には、公認会計士資格を持つ人がいた。会計士よりも司法書士の方が儲かるからというのである(もっとも、今では事情が変わっているのかもしれない)。
 さて、弁護士というものは、「儲かるかどうか」という観点からすれば、分が悪いと思う。ある共同事務所では、税理士の方が弁護士(所長は弁護士)よりも売上げが多くて困惑していた。ましてや、「年俸200万円の新人弁護士」が出現するようになった最近では、なんと、弁護士より事務員の方が年収が高い場合も出てきたのである!
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海外旅行の衰退

2008年05月18日 17時20分48秒 | Weblog
Honeymoon Hot Spots

 MSNのサイトで見つけた「ハネムーン・ホットスポット」。幸福を絵に描いたような写真ばかりである。
 さて、最近の20代の若者は、従前と比べて海外旅行に行かなくなったらしい。20代の海外旅行者数は、この10年間で35パーセント減らしい。新婚旅行ですらも休暇が取れず、国内旅行で済ませるのだとか・・・。
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殺人罪の量刑

2008年05月18日 08時33分33秒 | Weblog
 ボツネタで見つけた「殺人罪で執行猶予」。以下(太字部分)は判決文の引用である。
 「もう,わしも後から行くからな。そやから勘弁してくれよ 」などと涙ながら。に長男に語りかけながら,その首を絞め続けたという凄絶なる情景は,今後,被告人が,この世に生を受け続ける限り,その瞼の裏から消え去ることはなかろうし,また,我が手で長男を死に至らしめたという罪過の大きさは,他の誰よりも父である被告人自身が痛切に感じていることであろう。既に述べた諸情状や被告人の年齢・健康状態に照らして考えても,このような被告人に対しては,改めて刑務所に収容して型どおりの応報刑に服させるよりは,むしろ,この社会の中にあって,生涯にわたり,夫婦共々静かに長男の冥福を祈らせるということの方が刑政の本義にかなうのではないかと思われる。

 かつて聞いた話では、殺人罪の場合、「11年くらいを基準として、被告人に有利な事情を考慮して、だんだん下げていく」という量刑、いわば加点方式をとる裁判官が多いらしい(あくまで伝聞)。
 そうすると、本件は、自首、長年の懊悩、突発的かつ素手による反抗、被害者の落ち度、病身の妻、などなど、有利な情状が多いし、上で引用した判決文を見ても、多くの人が納得するだろう。
 合掌。
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unreliable narrator

2008年05月17日 00時15分33秒 | Weblog
 アガサ・クリスティの「アクロイド殺し」に深い感銘を受ける。どうしてもっと早く読まなかったのだろうか。
 感銘を受ける理由は、この小説が典型的な信用できない語り手、Unreliable narratorの推理小説であって、法曹にとってきわめて有益なヒントを与えてくれるからである。
 この小説を注意深く読むと、語り手自身の話の中に、自分が犯人であることを示す材料がちりばめられている。法曹というものは、「供述の信用性」を毎日吟味検討しているのであり、「信用できない語り手」と日々格闘しているといっても過言ではないのである。
 さて、次に読むべきは、同じ系譜の小説「日の名残り」だな。
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1回目

2008年05月16日 08時28分03秒 | Weblog
今年の新司法試験(黒猫さんのブログ)
 制度設計としては,どちらかというとシナリオ2に近い結果となるのが好ましいのでしょう(アメリカの司法試験も,1度落ちた人は何度受験してもダメという傾向があるそうです)。

 ここで黒猫さんがいう「シナリオ2」とは、「再受験組苦戦」のケースである。たぶん、制度設計者も、いわゆる「ベテラン受験生」は早めに撤退してもらいたいというのが本音なのだろう。
 それにしても、アメリカの司法試験では「1度落ちたら難しい」傾向がみられるとは、初耳であった。

 
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3回目

2008年05月15日 08時26分16秒 | Weblog
合格率3割台に低下か、3回目の新司法試験始まる(読売新聞)

 昨日、3回目の新司法試験が始まった。
 バーディーの友人にも、2回目、3回目の試験を受ける人がいて、そのプレッシャーのほどは察するに余りある。
 「3回まで」という受験回数の制限は、葉玉弁護士も指摘するように、「史上最悪の制度」なのであり、速やかに撤廃すべきだと思う(医師国家試験にはそんな制度はない)。
 とはいっても、MBAの「適性試験」ともいうべきGMATは、1年に5回までしか受けられないという制限があるのだが・・・。
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