Don't Kill the Earth

地球環境を愛する平凡な一市民が、つれづれなるままに環境問題や日常生活のあれやこれやを綴ったブログです

政治も法もない社会

2011年01月11日 07時59分40秒 | Weblog
調査官による調査報告書をどう読むか
 「本当は、Aという理由で結論をだしているが、それを表面に出すのはまずい、という場合、あたりさわりのないBという理由を書き、結論を導いているのではないか、と思われるケースがあるように感ずることがある。もし、この推測が事実だとすると、本音でない部分について、いくら反論しても、徒労におわる。」
というのは、おそらく推測ではなく事実である。何しろ、結論を決めれば、それに整合するように事実を変えてしまう人もいるのだから。
 さて、裁判所ですらこのような、「論拠」を背後に隠し、偽の論拠とそれに基づく結論だけを示すような論証、つまり、「反論不可能」な論証を組み立てる社会に問題はないのだろうか?
 「ローマ法案内」の著者」木庭教授は、「政治」の特質として「自由で独立な主体による議論」、「論拠に基づく結論」、「論拠自体は批判に対して開かれていること」などを挙げたうえで、「日本には政治も法もない」ことを看破し、実力による支配が台頭する危険性を指摘していた。誤解をおそれずに言うと、日本と中国に大差はないのである。
 
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「イエ」の奪い合い

2011年01月10日 07時52分28秒 | Weblog
若者よ、挫折力を鍛えよ:冨山和彦(経営共創基盤CEO) 
 先日、サンデーモーニングで、「いまどきの若者は草食系だ」という論調の特集をしていた。
おおむね批判的だった中で、天野祐吉だけが「堅実なのはいいこと。いいところも見ていこう」とピンボケの発言をしていた。「堅実」と「無気力」は違う。
 バブル崩壊後の悲惨な日本経済を見て育った若者は、起業や独立などを無謀とみており、大企業に就職したがるわけだ。それゆえ、上の記事が指摘しているように、就活は「一度もぐりこめれば終身雇用、年功制、豊かな企業年金が既得権として保障される豊かな会社(≒ムラ)」の奪い合いと化している。もちろん、ここで「カイシャ」は「イエ」と等置すべきである。
 だけど、居心地のいい「イエ」を維持するために、お父さん(=経営陣)が血のにじむような努力をしていることを理解しているのだろうか?
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就活における二極化

2011年01月09日 08時54分42秒 | Weblog
超就職氷河期さまよう/実況見聞
 早期内定獲得者と「無い内定者」との二極化現象が進行しているらしい。
 企業としては、望ましい人材は早く確保して、補充人員は慎重に選考するという方針なのだろう。裏を返せば、補充人員は基本的には必要ないということだ。
 そうすると、必然的に早期に内定を取り損ねた人は苦しくなる。人事担当者も「この時期でまだ内定とってないの?」という色眼鏡で見てしまうだろう。
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セカンドオピニオン

2011年01月08日 09時13分20秒 | Weblog
 医療の世界で患者がセカンドオピニオンを求めて他の医者に相談するのはよくあるが、弁護士の世界でもときどきある。
 実際、バーディーはセカンドオピニオンを求められる側・その反対側の両方の立場を経験している。そこで感じるのは、依頼者は、現在委任している弁護士を十分信用していない・不安を抱いていることが多いということである。ということは、解任・辞任というのが多くのケースでハッピーな解決法なのではないかと思う。
 特に厄介なのは、弁護士報酬について、受任していない他の弁護士が適当なことをいって混乱させること。「うちならもっと安くできる」というのであれば、自分で引き受ければいいのに、そんな人に限って引き受けないのだ。
 
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初耳

2011年01月07日 08時24分19秒 | Weblog
ローマ法案内 -現代の法律家のために
 序文に「本書の著者は・・・もともとローマ法学者ではない」とあるけど、先生のゼミにいたバーディーもこれは初耳だよ。
 そうだったのかい・・・。
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お湯割り

2011年01月06日 19時56分44秒 | Weblog
 よくスポーツドリンクを飲むせいか、清涼飲料水にはこだわりを持っている。
 一つ目は、「人口甘味料が入っていないこと」。この時点で、アクエリアスやアミノヴァイタルが除外され、残るはポカリスエットくらいとなる。
 二つ目は、「甘すぎないこと」。ポカリはさすがに甘すぎる。ゆえに多くのアスリートが水で薄めている。
 三つ目は、「冷たくないこと」。「冷えは万病のもと」だからである。
 以上により、「ポカリスエットのお湯割り」が最高の清涼飲料水ということになる。
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国内需要

2011年01月05日 08時20分01秒 | Weblog
 各種新春初売りセールに出かけたものの、買いたいものがまるでない。「30%オフ」などという札がついていても、安く見えない。
 勤労者世代のバーディーですらこのありさまだから、高齢者は推して知るべし。何しろ、水道消費量すら、日本は96年以降減少を続けているのだから。
 「デフレの正体」の偉大さを痛感。
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内部告発に対する反感

2011年01月04日 08時08分18秒 | Weblog
大阪地検FD改ざん事件告発の美人検事が庁内で干されている (NEWSポストセブン)
 「検察内では、告発することで法秩序を守ったという称賛の声は少なく」とあるように、内部告発が称賛されることは少ない。だからこそ公益通報者保護法ができたのである。
 そういえば、論語にも、内部告発を敵視するかのようなくだりがある。
子路第十三 18
 「父はこのために隠し、子は父のために隠す」のが正直とされており、日本では、会社は「イエ」だからこれが適用される。
 うむ、「カイシャ」=「イエ」というのがミソだね。 
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笑いが止まらない

2011年01月03日 09時23分36秒 | Weblog

 新年早々、日本の将来を案じるようなニュースばかりが報じられる。

 通常国会の日程が決まらない、予算が組めないほど財政が悪化している、国債残高・・・。

 国債といえば、保有者の内訳は銀行、生損保で約6割というから、いかにこれらの機関が民間セクターへの投融資に消極的か

が分かるというもの。この人たちは元本保証さえされればいいというのが本音だろうから、「国債の利払い費」の確保のために国

民に重税を課さなければならない理由がよくわからない。

 ちなみに、昨年、金融機関は相当な利益を挙げていたらしい。これじゃあ笑いが止まらないはず。

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