マウスES/iPS細胞から生殖細胞をつくる(林 克彦 氏)
「精子については始原生殖細胞から精子幹細胞が1個でも得られれば、あとは無限にできますが、卵子については卵子幹細胞というものは存在しないので、得られる卵子の数は始原生殖細胞の数そのものです。良質の始原生殖細胞をいかに多数つくるかが卵子をつくるポイントです。その意味で卵子のほうが生産効率は低いわけです。」
昨夜、テレビで金子祐介さん・ひとみさん夫妻のストーリーを扱った番組を見ていたら、その中に、子宮ガンに罹患したひとみさんが、子供を産みたいという思いから外科手術を拒否したというくだりがあった。
結果的に、ひとみさんはがんで亡くなるのだが、始原生殖細胞の技術を用いれば、例えば、子宮を全摘した女性であっても自分の卵子が得られるわけであり(ただし、現在の技術では人工的に卵巣と同じような環境を作れない。)、助かったのかもしれない。
「精子については始原生殖細胞から精子幹細胞が1個でも得られれば、あとは無限にできますが、卵子については卵子幹細胞というものは存在しないので、得られる卵子の数は始原生殖細胞の数そのものです。良質の始原生殖細胞をいかに多数つくるかが卵子をつくるポイントです。その意味で卵子のほうが生産効率は低いわけです。」
昨夜、テレビで金子祐介さん・ひとみさん夫妻のストーリーを扱った番組を見ていたら、その中に、子宮ガンに罹患したひとみさんが、子供を産みたいという思いから外科手術を拒否したというくだりがあった。
結果的に、ひとみさんはがんで亡くなるのだが、始原生殖細胞の技術を用いれば、例えば、子宮を全摘した女性であっても自分の卵子が得られるわけであり(ただし、現在の技術では人工的に卵巣と同じような環境を作れない。)、助かったのかもしれない。