「監督辞任はモラハラが原因」織田信成さんがコーチに損害賠償求め提訴 関大は「大変残念」
「訴状によりますと、織田さんは2017年に関西大学アイススケート部の監督に就任して以降、部に所属する濱田美栄コーチにリンクの使い方や練習時間について指摘したところ、無視されたり陰口をたたかれたりするなどの「モラルハラスメント」を受けたということです。」
記事だけでは事実関係については何とも言えないが、興味深いと思ったのは、「モラルハラスメント」という言葉を用いているところである。
職場でのいやがらせについては、「パワーハラスメント」が問題となる場面が圧倒的に多いはずで、それに該当しない事案については、「職場モラハラ」などという言葉が使われているようである。
ところが、「モラルハラスメント」は、マリー=フランス・イルゴイエンヌによれば、「モラール(精神的な)いやがらせ」というのがもともとの意味で、パワハラを含む上位概念と思われる。
そうすると、正確に言おうとするのであれば、「パワー型モラハラ」とか、「非パワー型モラハラ」などという風に言葉を使い分ける必要があるのではないかと思う。
「訴状によりますと、織田さんは2017年に関西大学アイススケート部の監督に就任して以降、部に所属する濱田美栄コーチにリンクの使い方や練習時間について指摘したところ、無視されたり陰口をたたかれたりするなどの「モラルハラスメント」を受けたということです。」
記事だけでは事実関係については何とも言えないが、興味深いと思ったのは、「モラルハラスメント」という言葉を用いているところである。
職場でのいやがらせについては、「パワーハラスメント」が問題となる場面が圧倒的に多いはずで、それに該当しない事案については、「職場モラハラ」などという言葉が使われているようである。
ところが、「モラルハラスメント」は、マリー=フランス・イルゴイエンヌによれば、「モラール(精神的な)いやがらせ」というのがもともとの意味で、パワハラを含む上位概念と思われる。
そうすると、正確に言おうとするのであれば、「パワー型モラハラ」とか、「非パワー型モラハラ」などという風に言葉を使い分ける必要があるのではないかと思う。