Don't Kill the Earth

地球環境を愛する平凡な一市民が、つれづれなるままに環境問題や日常生活のあれやこれやを綴ったブログです

30歳のハムレット

2020年07月21日 07時09分22秒 | Weblog
三浦春馬さん 切り離せない母親の存在 友人心配「悩んでいる様子だった」
 「三浦さんと親しい友人は「それ以降、お母さんと会ったみたいで、本人がそれで何か悩んでいる様子だった。それで心配していたんです」と語った。そんな中で突然起こったあまりにも痛ましい死。警視庁でも、母親が何らかの事情を知っているのではないかと話を聞いている。

 三浦さんが30歳で自殺したというニュースを聞いて、ハムレットのことを連想した。
 ハムレットの年齢は30歳というのが通説である。
 30歳の男が、父親以外の男に身をゆだねる母親のことで思い悩み、果ては死に至るというストーリーだから、要するにマザコンの話であり、王(叔父)はハムレットのライバルだったという見方が出来る。
 このように、息子にとって、自分が母親の愛情の対象であり続けるということは重要であり、フロイトも、「長命を望むなら、母親との良好な関係を保つことが重要である」と述べている。
 本件で何があったかは不明だが、このニュースを見る限り、母親が大きなカギであるように思う。
 合掌。
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集積地

2020年07月20日 07時29分00秒 | Weblog
コロナ「東京型」エピセンター発生? 「来月は目覆うことに」 国会で専門家が危機感 総力での対策訴える
 「エピセンターとは、発生源、中心地、震源地などという意味で、児玉氏の訴えは、「東京型」「埼玉型」などのウイルスの型が発生している可能性を指摘し、東京発の感染のさらなる拡大に警鐘を鳴らすものだった。
 そして児玉氏は、総力で対策を打たないと、「来週は大変になる。来月は目を覆うようなことになる」と危機感をあらわにし、政府・国会・民間など総力をあげての対策を求めた。


 ゲノムが変異して東京型、埼玉型などが発生している可能性があるという。
 児玉氏は「集積地」に総力をあげて対策を施せと述べたが、やや抽象的である。
 本当に言いたいのは、「〇〇〇町をロックダウンせよ」ということなのかもしれないが、それに近いことが、風営法を活用して行われるようである。
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守りも強い

2020年07月19日 07時35分21秒 | Weblog
藤井聡太七段VS深浦九段 王座戦準々決勝 終盤~インタビュー 2018年6月22日 Shogi Sota Fujii
 藤井棋聖は、今のところ、羽生さんの記録をどんどん塗り替えるような勢いで順調に強くなっている。
 藤井氏の強さについて、よく「終盤力が桁違い」などという評価があるが、それは、攻めの強さだけではない。
 相手の攻めを遅らせる・切らせるための守りも盤石であり、上の対戦でいえば八二歩(44:14)がそれに当たる。
 緊急事態宣言中にさらにパワーアップしたという声もあるから、どこまで強くなるか分からない。
 頼もしい限りである。
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言葉遣い(2)

2020年07月18日 07時07分04秒 | Weblog
 先日、職場近くの「てんや」で食事をしていたら、中堅ないし店長クラスの日本人の店員が、外国人の店員に対し、こう言って指導しているのを聞いて驚いた。
 「どんどん失敗していいからね。お客さんに怒られたときは俺が謝るから
 見ると、そう言っているのは仏様のような顔をした店員であった。
 どうして私が驚いたかというと、私の新人時代(約四半世紀前)には、こんな風に指導を受けることは稀だったからである。
 むしろ、2人に1人くらいの割合で、
 「お前の代わりなんていくらでもいるんだからな!
というスパルタ式の上司がいて、それでも支店長などから注意をされることはなかった。
 当時はまだ「パワハラ」という言葉もなく、「犠牲強要モード」が最高潮に達しようとしていた時代なので、こういう言葉が職場で飛び交っていたのだ。
 「言葉遣い」で指摘したように、こういうところから人間の「動物化」が始まるわけである。
 「てんや」のようなところはまだ例外的なのかもしれないが、こういう職場が増えてきたとすればよいことである。
  
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検証されない経験則

2020年07月17日 06時59分44秒 | Weblog
専門家への不遜な態度
 「今日の判決は、第一審のせん妄の専門家証人も、控訴審のせん妄の専門家証人も、彼らは日頃がん患者などの高齢者のせん妄を診ており、彼らが言うせん妄と、今回のせん妄は違うんだという趣旨のことを言い、専門家証人の証言の信用性を真っ向から否定した。(判決の全文をまだ入手できておらず、細かな言い回しまでは定かではない)
そこに科学的根拠は何もない。全く無い。
せん妄についてのズブの素人である裁判官が、せん妄についての日本指折りの専門家に対して、科学的根拠を全く示さずに彼らの証言の信用性を否定し、無罪判決を破棄して有罪判決を言い渡した。


 ほぼ被害者の供述だけが犯罪事実の証拠である事件において、またしても、「加害者と面識のない性犯罪の被害者が、あえて被害の事実を申告した場合、高度の信用性が認められる」という刑事裁判官にとっての「経験則」(仮に「被害者は嘘をつかないテーゼ」と呼んでみる。)が適用されてしまった。
 この「経験則」は、権威ある「刑事実務証拠法 第5版」でも延々と展開されているが、検証された命題というわけではない。
 むしろ、防衛医大教授痴漢冤罪事件のように、被害の実体が疑問とされたケースもある。
 民事事件でも、まれではあるが、被害妄想型人格障害や演技性人格障害などによって事実が誇張又は捏造された事案に遭遇することがある。
 だから、「被害者は嘘をつかないテーゼ」は、慎重に吟味したうえで適用すべきだと思うのである。
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偽造・捏造の進化

2020年07月16日 07時31分40秒 | Weblog
森友学園との交渉記録存在 財務省前局長「廃棄」と答弁
 「森友学園との国有地取引に関する交渉の記録が財務省に残っていたことが分かった。学園側と交渉した記録は、佐川宣寿・前理財局長が「廃棄した」などと答弁して存在を否定してきた。
口頭決裁と法律違反――事実の念のための確認
 「もし法解釈を変更したのであれば、その件の決裁を行なっておらねばならない。それゆえ野党議員は「決裁したか?」と問うた。これに対して森法相は「した」と答えた。とはいえ、そもそも法解釈の変更など行なっていないので、決裁の文書は存在しない。――さてどうするか。
 森法相および政府は〈文書を捏造する〉というオプションをとらなかった。むしろ森法相および政府は、問題の決裁は口頭で行なった、と主張することにした。


 「廃棄した」という小学生レベルの嘘をついたことが契機となり、公文書の「偽造」へと走った財務省。
 これに対し、違法状態を作出しておきながら手当をせず、後になって「口頭決裁」を「捏造」し、文書の「捏造」を回避した法務省。
 後者はウラがとりにくい嘘なので、前者より進化したパターンとも思えるが、これで責任者が辞任又は懲戒免職にならないとすれば、おそろしい国である。
 大阪地検特捜部主任検事証拠改ざん事件のような体質が残っていたとみられても仕方がないだろう。
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抗命義務(2)

2020年07月15日 06時52分43秒 | Weblog
森友文書改ざん近財職員自殺訴訟・国と佐川氏争う姿勢
 「この裁判で、国と佐川氏が訴えの棄却を求める方針であることが関係者への取材でわかりました。このうち、佐川氏は「国家公務員が職務で他人に損害を与えた場合、国が賠償の責任を負い、公務員個人が負うものではないという最高裁の判例がある」などと主張するということです。第一回の口頭弁論は来週15日に開かれる予定です。

 佐川氏の答弁は予想通りとして、国がどういう理由で請求棄却を求めるかが注目される。
 最もありそうなのは、「加害行為(佐川氏の違法な職務命令)と損害(赤木さんの死による雅子さんの精神的損害など)との間には相当因果関係がない」というものである。
 つまり、「違法な職務命令が発せられた場合、公務員はそれを拒否してよい。ところが、赤木職員はあえてそれに従ったのみならず、そのことを苦にして自殺したのだが、そのようなことは通常予想できないから、相当因果関係は認められない」などと主張するわけである。
 これに加え、私が注目しているのは、「抗命義務」の問題である。
 裁判所が、本件で「違法な職務命令を拒否する義務」(抗命義務)を認めたうえで、それを履行しなかった赤木職員に過失を認め、過失相殺の法理によって損害を減額するかどうかが気になるのだ。
 抗命義務を認めるならば、当然原告にとって酷となる。
 だが、認めないとなると、「違法な職務命令であっても、それに従っておけば部下は責任を問われない」というお墨付きを与えることになりかねない。
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ソーシャル・クラブ

2020年07月14日 07時19分58秒 | Weblog
スポーツジムが老人ばかりな理由 → 風呂付きの社交場として使われてると判明
 先日、スポーツクラブのプールで泳いでいたら、「マスクをしていても会話禁止」という紙が至るところに貼られていて驚いた。
 プールでのエアロビ・プログラムの前後には、30人近い老人が集まってプールサイドでにぎやかに井戸端会議をするため、店舗側が会話を禁止する措置に出たのである。
 ところが、これを守らない人たちがいて、マスクもせず延々と会話をするので、スタッフが注意したところ、これに逆切れする始末。
 この種の人たちは、スポーツクラブはトレーニングをするところではなく、ソーシャルクラブだと思っているので、「会話禁止」を順守する気がないのである。
 この農村バージョンは、農作業(これ自体が運動)の合間に畑で井戸端会議をするなどというもので、仕事場(畑)がスポーツクラブとソーシャルクラブの機能を兼ねている。
 やはり、老後は農村で暮らすのが健康的なようである。
 
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代作(2)

2020年07月13日 06時51分40秒 | Weblog
川端康成・三島由紀夫 往復書簡
 (三島由紀夫から川端康成へ)「「文章読本」は「もう少しふくらまして本にするやうに」と御教へいたゝ゛きましたが、残念乍らその暇もなく、速記臭い文辞に手を入れるだけで、本にしてしまふことになりさうです。」(p131)

 ここは知っている人が読めばギョッとする文章である。
 なぜなら、川端の「新文章讀本」は、伊藤整らによる代作であるというのが通説だからである(文章読本-川端康成)。

 
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どちらに分があるか?

2020年07月12日 06時44分00秒 | Weblog
ベリーベストVSアディーレ 今回はアディーレの主張に理があるような気がします
 「過払い金をめぐって」において、VBは(アディーレが)「産業スパイ」を送り込んできたなどとホームページに掲載したので懲戒請求がなされるおそれがあると指摘したが、案の定、アディーレから名誉棄損で訴訟を提起され、懲戒請求を受けることになってしまった。
 確かに、VB側の言動は慎重さを欠いていたように思われ、いかにも分が悪そうである。
 本件では、「業務停止中における弁護士業務に関するツイート行為の可否」という新たな論点もあるようで、興味深い。
 
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