季節の中で 暮らしの中で -Through the seasons and daily life-

現代の都会でプチ昔&田舎暮らし
-old & country style in modern urban life

芦生の森

2010-05-21 09:28:01 | 季節 Season
もう何年も美山に通っているのだけれど、行ったことのなかった芦生の森。
昨年も「カエルツアー」で訪れたのだけれど、今回は森のトレッキングがメインで行ってきました。
前回と同じくスーパーネイチャーガイドI氏に連れて行ってもらった。
入るのは滋賀県側から、この頃ほんとに滋賀県付いてるなあ。

今年は寒かった事もあってモリアオガエルの卵塊は一つだけ。

            

天気予報は雨だったので、雨の中のトレッキングを想定して準備をしていた。
行程も尾根歩きなどのきつい物を想定していたんだけど、
結局雨は降らず。行程も足元がゆるいので変更してブナの原生林など美しい楽しいところばかり。ほんとにラッキーでした。

前の日まで雨だったこともあり、季節もゆっくり来ていることもあり
この時期で最高の新緑!
輝くばかりです。
胸の中の悪い空気が全部出て、命の力がいっぱい詰まった新鮮な芳しい空気で満たされる。
空気が甘い。美味しい。

       

芦生名物のトチ木。橡の木と書くそうだ。大きくて肌がざらっとしていて象のような木。

            

写真ではわからないけど、すごく大きい。一人では到底抱えきれないほど。
一本の木が一つの小宇宙。
木も精霊も様々な生物も共存共栄している。
たぶん一日見ても飽きないだろう。
じっとこの木のそばで瞑想と言うか対話したいなあと思った。

ブナの大木。神々しい。

       

かつてあった台風の影響で倒木がとてもたくさんあった。
そこにたくさんの苔や地衣類、菌類、シダ植物などが住んでいる。
それが圧巻。
たくさんの粘菌類にもお目にかかった。
敬愛する南方熊楠氏のことを想う。

       

大木の根っこ。その造形の美しさ。

       

歩いていて見つけたのがこれ。
「もののけ姫」の木霊ってこれからキャラクターを創作されたらしい。
ブナの木のコブ。 そのままだな。

       

もっと写真もあるし思ったこともあるんだけど、到底書ききれない。
手付かずの原生林のすばらしさ。生物の多様性。生命力の豊かさ。
圧倒され、そこに浸り、楽しんだ。

体中にその力が染みこんだのか、私の体も心もとてもイキイキとすっきりとしている。
今朝起きて一番に思ったことは「昨日の山歩き、楽しかった!!」だった。

こんな山歩き。またしたい。

このツアーをコーディネートして下さったMさん、連れて行ってくださったスーパーガイドのIさん。一緒に行った仲間たち。
そして清浄な地に入ることを許してくれた山の神に心から感謝しています。
ほんとうに素敵な体験だった。ずっと忘れない。
Comments (2)
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