季節の中で 暮らしの中で -Through the seasons and daily life-

現代の都会でプチ昔&田舎暮らし
-old & country style in modern urban life

ポンタさんとこでスカーティング

2010-05-13 21:36:19 | ウールクラフト WoolCraft
羊道をひた走る私。
今日は長年の夢だったスピンハウスポンタでのフリースのスカーティング作業に参加した。

黄色のバラが満開。
花に囲まれた素敵なところです。

              

イギリスから送られてきたシェットランド(だったかな?たぶん)。たくさんのフリースが大きな袋に詰め込まれている。どれもギュウギュウのぺちゃんこ。
それを一つずつ取り出して処理する。

作業台はこんな風。
スノコのようになっていて、風通しが良い。
作業しやすい高さ。

       

始めは丸まっていてどこからほどいたらいいかわからない状態。
ここはポンタさんしかわからない。
ほどけたら二人で両端を持って息を止めて目を閉じてパッパッと振ります。
そうしたらフリースのゴミが落ちて毛の間に光と空気が入って膨らんで輝きがパッと増す。
生き返る感じ。

       

そして汚れている所を選って行きます。それは捨てないでベリーとして丁寧に洗って使ったり紡績糸にするそうです。

本来はこの作業は毛刈りのすぐ後にするのがベスト。
この前の毛刈りではちゃんとやっていました。
このひと手間でフリースの価値が大きく変わる。
「イギリスの人たちが何でスカーティングしないのか、大きな疑問だ!」と、ポンタさん。


五月の風が薫り、明るい日差しがさす中での作業。
フリースがぞくぞくするほど美しい。
白い羊の毛は透き通っているといつも思う。だから光で出来ているみたいに見える。
大体白く見えるものは透明だと学生の時に教わった。
砂糖も塩もその他の化学物質も。
牛乳も霧も雲も…。
みんな本当は透明なんだけど、小さな粒の集まりだったり構造上の特徴だったりで
光が乱反射するために白く見えるのだ。

羊は草を食べる。草は土と光で出来ているのでやっぱり羊毛は光で出来ていると思う。

       

たくさんのフリースをスカーティングして包んだ。

       

つづく。
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Lily of the valley

2010-05-13 21:29:52 | 季節 Season
あ、咲いてる!
もう何年も前にハンドワーククラブのメンバーに貰った鈴蘭の苗。
階段の下の共有地に植えたけど、いつも葉っぱは出るけど花は咲かないまま。
その上に別の苗を植えられたりしてあきらめていた物。

それがいろんな植物の隙間を縫うようにして育って花を咲かせている。
それもすごくかわいい!

うれしいなあ。
貰った彼に報告しよう。

       
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光のフェルト

2010-05-13 21:17:42 | ウールクラフト WoolCraft
ピックランドの羊毛でフェルトの帽子を作っています。
毛刈りの師匠の奥様にと思って。

丁寧に育てられた羊の毛を刈って、洗って干してほぐして梳いて。
それで作ったフェルトはえも言えず美しいです。
写真ではよく再現できてないけどクリンプがフェルト地に出て美しい。
一度も化学処理や機械や電気に通ってないもの。
丁寧に処理した羊毛で紡いだ毛糸もすばらしいけど
フェルトも光で出来ているみたいに輝いている。

       

はまりそう。
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