季節の中で 暮らしの中で -Through the seasons and daily life-

現代の都会でプチ昔&田舎暮らし
-old & country style in modern urban life

ニッセたくさん

2017-10-15 20:23:23 | 工房working place
工房にて。

天使ばかり作ってると、気持ちもフワフワしてきてなんだか心もとない。
地面に近い存在達を作りたくなる。

JR須磨駅降りてすぐのところにあるホットドッグ屋さん。デンマーク人のおじさんがやってる。
ものすごく楽しい人です。
彼に教えて貰った。ニッセ。北欧の他の国ではトムテとかトントゥとかって言われてる。

サンタクロースのことを調べてた時にも見つけた。
ニッセは『北欧で昔から親しまれている妖精。
子どもたちと家を見守ってくれる優しい彼らは、クリスマスの時期にはサンタのお手伝いをします。
いたずら好きで、いつの間にか飾り物の場所が変わっていたりするような、家の中で起こるちょっと不思議なことは、チャーミングな彼らのしわざ。』らしい。

普段は納屋に住んで家畜の世話などしてくれるそう。だから農業や酪農の守り神でもある。
一年の苦労をねぎらって、クリスマスにミルクの粥を納屋の屋根裏に置いてごちそうするらしい。

日本で言ったらざしきわらしとかそう言うのだと思う。ニッセはいたずらもするし、居なくなった家はさびれるんだって。

私は世界三大宗教が出来る前の、こういう土着の宗教の存在達が好き。
そう言うのって大きな宗教が広がってからも根強く残って人の暮らしを豊かにしてくれていると思う。
自然を敬う心。

それでニッセを作りました。

       

ほんとに、可愛くて可愛くてたまらない。作りながらにやにやしてしまいます。

ついでにジャコブと言う素敵な羊の毛でも作りました。いろんな色の毛が斑であって、それが混ざってるから、良い色合いになっています。

       

ウォーターボトルケースのペアのもう一つも出来た。

       

今回の個展はクリスマスの市と言うテーマでいろいろ作ってる。
もちろん毛刈りをして、洗って梳いた日本の羊の毛をどれにも使っているけれど、初回のようにフェルトに特化しているわけではない。
クリスマスの事を考えて、いろいろ思いつくままに今まで作って来たものや、作りたかったものを増やしています。
それが楽しい。
次々作りたいものが出てきて、手が追いつかないくらい。
それくらい、私は今まで子どもたちとクリスマスやお正月を楽しんで来たんだなあとしみじみ思う。
それと、こういう子ども向けのものを作るのが性にあってるんだなあと。

個展をするのがもうほんとに妖精や天使が居そうな小さな木造のピンクの小屋なので、これらを飾ったら本物と作ったのと区別がつかないかもです。
お越しになられる方は楽しみにしていてください。
面白い可愛い世界が広がりますよ。
私も楽しみ。



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