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新型コロナワクチンについて

2021-05-27 10:02:00 | 公認心理師
ワクチンの接種が進んでいます。
テレビも新聞も毎日ワクチンの話題で持ちきりです。

今回のワクチンは今までにない新しい形のワクチンです。

今までのワクチンはウィルスそのものを弱毒化と言って弊害が低いものにしたり、不活化と言って体内で増殖しないようにした物です。安全であることを年月をかけて検証した上でウィルスそのものを体内に入れる仕組みです。

今回のワクチンはウィルスそのものではなくて、ウィルスの表面を構成するタンパク質の設計図を体に入れると言うタイプ。
その設計図が入ると、体内でウィルスの表面のタンパク質のみが合成されます。
それでそのタンパク質に対する抗体が形成されて記憶されるので、次に本物のコロナウィルスが体内に入って来た時に攻撃できるようにして置くという仕組みです。

わかりやすく言うと、これまでのワクチンは弱い敵とまず戦わせておいて、顔を覚えておき、次に同じ敵が来たらすぐに攻撃できるようにすると言うもの。
新しいワクチンは敵の顔だけを認識させて「こいつが来たら戦うんだよ!」と体に記憶させるという仕組みだと思って良いと思います。
ウィルスそのものは体に入ってこないし、ウィルスそのものが体の中で合成されたり増えたりましてや人に移ったりする可能性は無いと思います。
戦う仕組みは元々同じなので、敵であることを認識して登録すると言うことで効果を期待する物です。
ここで言う「顔」と言うのが新しいワクチンの設計図に入っているスパイクタンパク質、表面の突起の情報です。

そして大事なのは、あくまで次にコロナウィルス体内に入ってきたら戦うのは自分の免疫だと言うこと。
ウィルスが実際に体内に入って来たら、撃退できるまでは体の中でウィルスは増えるしその間は罹った状態になります。
だから、移らないのでは無い、移さないのでも無い。ワクチンを打っても今までと同じように予防の対策は続ける必要があると言うことを忘れないようすることが肝心です。
自分の免疫がしっかりと働くように、早寝早起き、食事をしっかりと摂るなど普段の生活を整えることがとても大事だと思います。
感染者数が低くなって、巷にウィルスがほとんど居なくなって初めて、予防策をゆるめる事が出来るのだと思います。

いたずらに怖がらず、また効果を期待しすぎず、
わかって納得して接種を受けることも大切だと思い、私の理解する範囲で説明しました。
ここにもわかりやすく説明されています。



私も医療従事者に入るので、ワクチン接種して来ます。
どうしてもしたくない人、できない人はしなくても良いと思います。人口の6割以上が接種すれば感染拡大が防げると見込まれているので、そう言う人たちを守るためにも私は接種します。
副作用あまりキツく出ませんように。


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