季節の中で 暮らしの中で -Through the seasons and daily life-

現代の都会でプチ昔&田舎暮らし
-old & country style in modern urban life

いつもオリジナル

2013-09-14 20:16:32 | 手仕事 Handicraft
なんだか毎日暑いです。夏が戻ってきた。そして台風がやってくる。

クーラーを付けて部屋で作業をする。
去年のインディアメーラーで買ったパンジャビスーツのパンツが大きすぎるので、履きやすいようにサイズ調整をする。
長さも少し短くして幅も狭くする。ラインが野暮ったかったのでシュッとした感じに仕上げたい。
それで様子を見ながら新しい線をチャコペンで引いてミシンで縫います。

       

履いてみたら、これがなんと良い感じ。我ながら。
少しのラインの差で見かけが随分違ってくる。私の欲しいラインが出たので満足。

縫い代を始末してカフスもきれいに整えて、前より良くなった。
これで大丈夫。いつでも着て行けます。
今度スリランカのお祭りがあるらしいのでそれに着て行こうと思って。

この頃気付いたのが、こういうのが私の能力の一つかもって事です。パッと見て良く考えて勘で型紙がフリーハンドで書けると言う事。
フェルトだったら使う羊毛の種類と量までパッと出てくる。

少し前に自分で気付いた能力が「食事の残り物をどのタッパーに入れたらちょうど良いか分かる。」ってのがあった。いつも大体ピッタリな量で収まるのが気持ち良い。

多分、平面や立体の物体の把握が面積や体積や形、質感などいろんな面で把握できるようになってるんだと思う。
音楽で絶対音感ってあるけど、私の中には絶対長さ・体積・重さ・角度などがあるように思います。
(あ、温度も結構わかる。ぬるま湯の温度や子どもが熱を出したときの体温は触ったらかなり正確にわかります。)
そして作り上げる上での平面から立体への展開や変化の流れも把握できるんだと思う。
それは生まれつきのものとずっと長い間自力でいろんなものを作って来た経験で出来た能力。
その能力の名前はまだ、ない。

ハンドワークでもその能力がいかんなく日々発揮されている。そしてそれによってさらに磨きがかかる。
その繰り返し。

それが私の講習のパターンにもなって来ている。
良くあるのは先生が開発した作品を参加者全員で同じに作って、先生の見本に近づくようにがんばって作ると言うもの。たぶん普通の教室はそんな風だ。
それが私の教室は大抵、それぞれの作りたいものがあって私が作ったことがあるものだったらそれを参考にして作るんだけど、そうでないときは一緒になって1から、または0から立ち上げて創り出していく。
それが大体大丈夫。出来なかった事ってあんまりないと思う。
それに私の作ったものの応用の時も、その人の趣味とかサイズに合わせるので、まったく同じになると言う事はない。

そんな事に気づきました。こんなスタイルが確立されてきたのが面白い。
それが良いって呼んでくれる人たちがいて良かった。

たまに「それは無理でしょ!」って思うけど、それは大抵やったら出来る事。時間をかけて一緒に脂汗流しながらでも取り組んだらなんとかなる。いつもいつもエキサイティングな手仕事教室です。
これからもいつもオリジナル、なんでもやってみよう!のスタイルを大切にしようと思う。
私の能力、できたものはあるものは使わないと。

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