季節の中で 暮らしの中で -Through the seasons and daily life-

現代の都会でプチ昔&田舎暮らし
-old & country style in modern urban life

ガンディープロジェクト

2016-10-21 21:33:37 | ウールクラフト WoolCraft
スピンドルでの紡ぎを指導して欲しいと頼まれるのが続いていて。
この頃、集中してスピンドルの研究をしています。

百均で買えるものや空き容器など、もう丸い物にはなんにでも穴を開けて箸をさして回しています。
まるで曲芸師になったかのように。くるくるくるくると。

その研究も佳境に入り、スピンドルでの紡ぎの力学にも考察が随分と深く及んできた今日この頃。
ある意味理想と言えるスピンドルが出来ました。

       

重さ、直径、安定感。すべて素晴らしいです。
周っている姿も美しい。

私が今目指しているのは、編み物の毛糸を紡ぐスピンドルです。
しかも体験やお試しじゃなくて、しっかりと自分の着るベストやセーターくらいだったら紡げる紡ぎやすいもの。
しかもお金をかけないで出来るもの。

それでいろいろな大きさや重さのものを試して紡ぎに紡いでいる。
紡ぐ羊毛によってもスピンドルは調整が必要だと思うし。
今は日本の羊毛を紡ぎことを念頭に置いています。

私もこれまで実にさまざまなスピンドルを作ったり買ったりしてきました。
一番初めに買ったのがアシュフォードのスチューデントと言うもの。
これがものすごく重く、すぐに落ちてしまうために出来た糸がロープのように太くなってしまうと言うしろものでした。
そのあとも重さや長さの違ういろんなスピンドルを試してがんばって紡いでみたけれど、どうしても体が痛くなったり疲れてしまったり、良い糸が紡げなかったりと、やはり紡ぎ車を買うしかないのかなあと思っていました。

それが今回開発したものだと実に面白く良い糸が紡げる。思い通りに楽に紡げる。
今回紡いだのが20グラムくらい。2時間くらいで紡げたので、毎日少しずつ紡ぐことでベストを編む目標の300gは可能だと思われます。
今それに挑戦中。
日本の羊毛を自分で作ったスピンドルで紡いで編んで作品にする。
これが出来たらなんて素敵だろう。
羊毛さえあれば、簡単な道具で自分が着れるものが作れる。
インドの父、マハトマガンディーに習ってこの作業が広まれば良いなと。
その礎にと画策中。

暮らしに糸紡ぎを。自分の手で自分の暮らしを作り上げる活動。ガンディープロジェクト。やってみたい。

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