自分が・・・ 自分が・・・

当初は海の向こう側の国内での流行した病気位に思っていたら、あっという間に世界を飲み込んでしまったcovid-19。
毎日のように感染者数がカウントされ、週末は自主休業どころか平日でもテレワーク ニューヨークのニュースを見ると公園にまで仮設安置所が設営されているシーンを見たら、この世の終わりがすぐ目前に迫っているかのような気さえしてしまいます。
このような切迫したシーンでは、普段は気にもしなかった事が気になったり、特に人間関係が多少なりともギクシャクしてしまうのは、普段は”普通”を装っていてもこのような緊張が走る際には物事に対する危機レベルや要求に対する考え方の差が非常に大きく現れている事も1つの理由と思います。 互いに神経がすり減る中で、この2ヶ月ほどで取引先や知人の見たくない姿(考え方)が見えてしまったという人は少なくはないはずです。

例えば早々にスポーツジムやライブハウスなどは拡散の恐れがあると指摘されていましたが、僕も週に1回スポーツジムへ通っています。 
しかし、パーソナルトレーニングに特化したマンツーマン ジムですので、同じ曜日の同じ時間に会う人は2人程度。 それでも経営者判断で4月1日からは休館となってしまいました。  
全く時を同じくして、通っている英会話教室の1校が「日々の暮らしを継続してゆく為に最善の注意と努力を行い、スクールを継続してゆく」とスクール側からの発表がありました。
スポーツと英会話ですから比較にはなりませんが、ある一定のスモールスペースでトレーナー/講師と近い位置で接するということは同じです。
個人的にはジムに関しては休館する必要はないし、気になるなら会員が休会したらいいだけと思いましたが、それについてジム側と議論するつもりもありませんし、ただ決定に従うしかありません。 しかし、スポーツジムはスタッフ4名の小規模です。当然休業補償などあるはずもないのですが、その判断に踏み切れた代表には頭が下がります。
英会話スクールは「話す」ことを目的としていますので継続するといったものの気になるようで、インターネットを使った授業を行い対面せずに済むシステムを緊急に導入しているようですが、この2社が同じタイミングで全く異なる対応が実に興味深いものがありました。

僕の個人期な考えですし何を信じるかによって変わりますが、僕はこの1,2ヶ月程度では騒動が収まるとは到底思っておらず、ピークに達するのは半年後くらいと考えています。 
つまりは今はまだまだ序盤であると思っています。 
だから今のうちに好きなことを・・・というのではなく、ある程度の長期戦は覚悟する必要があるのでは?と思っているので、ワクチンのない現在は不要不急の外出を慎むのは拡散させない効果的な行動としても、今のうちから無理な営業自粛・休業といっても来月には更に悪化しているでしょうから、再開が今以上に難しくなる可能性だってありえるわけです。
今は自粛でも、その時には外出禁止令等になりかねない事態だってアメリカやイギリスを見ていると想像ができるのです。  さらには最終的には僕自身も感染するだろうと覚悟していますし、インフルエンザのようにウィルスと共存してゆく可能性だって十分あるわけです。

そこで僕自身の判断基準の1つとして自分なりのガイドラインを設けています。
少し言葉が悪いですが、1つは自分が"貰う"シーンに遭遇しないこと。 そういう場には極力行かない、そういう人と今は付き合わない。
先日、東京より"ある"営業マンが来ましたが、マスクもしないし おまけにタバコ臭い。 
「マスク等は気にされないんですか?」と尋ねると『いや〜 手に入らないからですね。』って・・・。 何もこの時期に無防備な装備で公共の乗り物に乗って営業に来なくてもいいんじゃないか?と思いはしますが、いうだけ無駄ですし反対に『え〜 気をつけるなんて山本さんらしくないな〜』なんて言われる始末ですので、呆れて話す気にもならず早々に話を切り上げさせてもらいました。
そして、どうでもいい話ですが一時は友達の家へ行くかのように通っていたキレイな女性がいる系の"酒場"へは約2ヶ月ほど足が向いていません。

もう1つのガイドライン自分が"与えてしまう"場面を作らないこと。
多分みんな思っているのでしょうが、自分は"陰性"である。 しかしながら今回のウィルスの特徴として無症状の事例も報告されていることからも自己判断は難しいのでしょうが、僕は判断基準に毎朝検温しています。
もちろん手洗いうがいは当然ながら、ある程度の健康管理を行っています。 もちろんマスクの着用もしています。 自分の大切な人 家族や恋人、友人、顧客、恩師へ無意識と言いながらも被害を与えたくはありません。
そのために可能な限りの自己防衛を行っています。 だけど、無情にもそれでも完全に防ぐことはできないのです。

時代は急速なスピードで進んでゆくかと思えば、今度は目にも見えないウィルスに世界は恐怖を感じ経済はボロボロにされています。
一度立ち止まって、何が本当に大切なものなのか 何を得て何を学ぶべきものなのか。 心穏やかとは行かなくとも、再び進んでゆくであろう時に備えて今一度考える時間であると信じています。

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