明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



K本からのKさんのメールをスルーして専門学校時代の友人Hと門前仲町のOに行く。Kさんとはどうせまた会うだろう。Oは満席で入れず。閉店時間になると酔っ払ってビリー・ホリデイを大音量で流していた親父さんは亡くなったらしい。ビリー・ホリデイが一番好きだ、と赤い顔してウットリしていたが、場所柄からして『奇妙な果実』は客の追い出し効可抜群であったろう。 煮込みのOへ行く。こちらに越してきて二十数年になる。ここは先代がくわえ煙草の灰を落とさないとか、京塚昌子が何本食べた、とか有名であったが、たまたまきっかけがなく本日初めて。 煮込みは甘めの濃い味噌味で、ほとんど生の宝焼酎に申し訳程度の梅エキスに大変合う。瓶ビールに焼酎4杯。狭い店だが、奥に二畳あるか、という座敷があり、K本その他でよく顔を見るIさん。状態が牢名主の如しで、そうとうな常連なのであろう。女将さんに私の話をしている。大袈裟に伝わったのか、色紙を渡される。いやはや、そんな大そうな者じゃ御座いませんと辞退。こいつは誰だ?意味不明な色紙を飾られても。 次にT千穂へ。KさんはHと何度か飲んでいるが、KさんにはHが妙にハンサムに見えるらしく、やたらというので少々気持ちが悪い。そして3人で再び門前仲町に戻りカラオケスナック。先日のカラオケ大会ではK本の常連の女性Hさんに、年取ってはまるとこうなる、といわれてしまったが、私の場合は選曲の意外性だけが勝負である。傾向としてゴーだのレッツゴーだのエレキがどうした、というのが多い。 望月浩がビートルズの武道館公演の前座で歌った『君にしびれて』。前座といえばドリフや尾藤イサオばかりで、忘れられているのが残念だが、懐かしい、とさえいわれないところに快感がないとはいえない。なんなら同じ望月の『高速エスパー』も歌うぜ。いしだあゆみといえば『ブルーライト・ヨコハマ』より間違いなく名曲なのは『太陽は燃えている』であろう。というわけでまた一日。

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