明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



母が半年間、近所のパソコン教室の高齢者クラスに通うという。一応、必用のないことまで教わってもしょうがないじゃない?といってはみたが、チャレンジ精神は相変わらずで、無料体験を済ませ、もう決めている。 父が存命中の頃、私はせっかくパソコンがあるのだから、何か仕事上のことをやってあげたいと思っていたが、なにしろ表計算ソフトがからっきしで、ほとんど触ったことがない。覚えようと思ってもどうしても駄目であった。世の中の書物で、私が最も関心がなく、蛇蝎の如くに嫌っているのが時刻表である。見方も判らない、というより見たくないので見ない。ページのほとんどが数字で埋まっているとは、とんでもない話である。ようするに、あのような状態の物すべてが嫌いなのである。 日ごろ母にパソコンを教える時に、「さっき教えたばっかりだろ」「何度いったら判るの」。などと、こうでもいわないと覚えてくれないから、とかいいながら、別に『お馬の親子』のアダを取っているわけではないが、ああだこうだ、厳しくいっているわけである。しかし、きっと母はパソコン教室で表計算を習ってくることであろう。これは少々まずい。先手を打って、表計算ソフトを習ってくるといいよ。といっておくことにした。あとは知ったかぶりでなんとか誤魔化したいが、まあこればかりは無理であろう。

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