明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



出版のため取り掛かっている作品は、人の形をしている、いないを含め異界の物が数種登場する。そのうち主役、準主役その補佐役で3人。準主役のお姫様は頭部が完成した。連休中に、いよいよ主役の頭部の制作に入ろうと考えている。これが見た目からして人に非ずというわけである。 今まで常に著者を作中に登場させてきたが、今回は未定である。そのかわり当初から考えていたのが著者とは別の、某作家を登場させることである。これは誰かは完成まで内緒にしておくつもりだが、見てもらえれば、著者を登場させていないのに(ヒッチコックのように、通行人ぐらいで登場させる可能性はある)その作家を私が登場させる理由がわかっていただけるであろう。そしてその頭部はすでに出来ている。その他の異界の物は、粘土で制作するか、あるいは写真の合成で制作するか、それはもう少し進行した時点で、どちらが効果的かにより決めることにする。 そして異界の物共に対し、人間である他の登場人物は、友人知人にやってもらうのだが、主だった配役は決まったが、通行人などの端役もいずれ考えなくてはならない。 そうこうして、私は登場させるつもりはまったくないのに、自分が登場する、と近所の某店で、女の子達に言触らしている人物がいることが発覚した。「マアすごい」とかなんとかいわれてやに下がっていたらしい。作中に額にへの字の傷がある人物が出てきたら、何か意味があるように見えるではないか。へを消すのもうっとおしい。まったく、62歳になる夜に何をやっている、という話である。

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