明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



S運輸のSさんと3時半に門前仲町で待ち合わせ、お茶の水へ。先日出てきた2000年の日記に、高校時代の友人に付き合ってもらいギターを買ったことが書いてあった。誰かと楽器店にいくというのはあれ以来であろう。高校時代を想いだす。  昔と比べると韓国、中国製の楽器が増え、1万円台で売っていて、それが見た目に安い楽器には見えない。良い時代といっていいのだろうか。エフェクターなどの周辺機材も何がなんだか判らないほど溢れかえっている。楽器を試奏する若者はヘビメタばかりでやかましい。Sさんも実はそんな物が好きな一人であるが、その話を聞いている私は意識して嫌な顔をしてやる。「そんな顔しなくたっていいじゃないですか」。 正月早々の新年会用に、映画『ウッドストック』を観た事がない二人のためにDVDを買った。時間をかけ、私の趣味の方向に持って行こうと企んでいる。高校の修学旅行の出発前の上野駅。『モップス』が乗り込んできた。長髪の鈴木ヒロミツに握手をしてもらったが、直後に他のメンバーが通った。星勝が「なんでも一人で決めちゃうんだからなあ」。といかにもな愚痴をいっていた。鈴木ヒロミツはたしか親に頼まれ、受験を控えた弟のバンド活動やめさせるために出かけて行って、結局は自分がリーダーになってしまったのではなかったか。 他の二人を懐柔するには急いてはいけない。せいぜい物わかりの良い人物みたいな顔をしておこう。Sさんは小型のベースアンプを買い、私は弦や接点復活剤を買った。T千穂は本日最終日である。最近深夜まで飲んでいても、暗いうちに目が覚めるようなサイクルになってしまい、12時前に眠くなるが、昼間はずっと寝ているKさんはそのままでは帰れず、もう一軒付き合った。しかしKさん、あきらかに昨年よりダメージが残りやすくなっている。酒量も目に見えて減った。それをこのオヤジ、自分でコントロールして酒を控えていて偉いだろうという顔をしている。

去の雑記
HOM



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