明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



ポケットに制作中の首を持ってでかける。なんでこんなことをするようになったのか覚えていないが、最初は黒人人形の首だったからずいぶん前である。楽しみのモトがポケットに入っていれば何をしていても楽しい。よく無造作にポケットに入れて、と言われるが、仕上げ前ならどうということはない。  深川江戸資料館に東雅夫さんと加門七海さんのトークショーを聴きに行く。ついでに江戸時代の長屋を再現した展示を観る。個展の時にもさんざん観たが、改めて灯火器を中心に観察。当然各家ごとに置いてある。ここの展示は、釘一本から昔と同じ材料で作られており、昔の大工技術自体も残そう、という趣旨で作られているので、見た目だけ再現とは違うところが良い。帰宅後、改めて先日届いた円筒形行燈を見ると、先程観てきた長屋の行燈とは大きさも違うし、朱塗りというところも艶めかしく、これは一般の家で使ったものではなさそうである。だったらそれを踏まえて撮影に使うことにする。 ネットのことだから本当かどうかは知らないが、中国では吉田沙保里は“絶望”と呼ばれているとあって笑う。格闘家には鉄人とか様々な呼ばれ方があるが、これは人ですらない。そう思うと吉田にバックを取られている選手を見ると、蛇に呑まれて上半身だけ外に出ている蛙に見える。それがまさかの銀。

HP 



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