三遊亭圓朝の頭部、方向がようやく決まる。私なりにこんな人だろう、ということが決まってきたということで、まだまだである。 圓朝、鏡花、とりあえず夜の室内撮影を前提で考えている。どうしても行灯、燭台、その他灯火器の類いが必要になる。先のことも考えて、行灯4種。燭台3種。うち手持ち用が1種。油を入れて灯を点す陶器製のこれだけあれば対処できるだろう。 それは背景として、某所を撮影するのだが、それとは別に、明治期の高座を再現する予定である。緋毛氈に二本の燭台、今の寄席では見られない火鉢に鉄瓶を配し、完成の暁にはちょっと高い所に置いて、作品をを見ながら三遊亭圓生の圓朝作品でも聴いてみたい。古今亭志ん生では1回それをやってみた。まったくマスターベーションの如きもので、そんなところは人に見せられないが、なかなか楽しくはあった。 残念ながら圓朝の声は残されていない。九代目團十郎もなんだか良く判らない映像は残っているが声はない。ヤフオクでいつか、昔の声色芸人のSPレコードが出品されていて、レパートリーに九代目があった。これは聴きたい、とドキドキしながら飲んでいたら寝てしまった。
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