明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



圓朝、鏡花作品の夜の室内用に灯火器の類いを集めている。同じ物が鏡花にも圓朝にも登場するようではいけない。 特に行灯は様々な形があって面白い。円筒形の物は関西で発達したものらしい。二重になっていて、外側を回転させることにより光量を変えることができる。手頃な物があったので朱塗りの古い物をヤフオクで落札。一つで良かったが1対。それにしても現物が安かった割に送料が高い。寝床に置かれるようなせいぜい60センチ程度の物と思っていたら、ちょっとした冷蔵庫のような物が届いた。まだ御丁寧な梱包で、と呆れながら開けてみたら高さが私のミゾオチくらいまであるデカイ物がでてきた。イメージ通り、などと喜んで大きさを見ていなかった。ギョッとしたが、これならこれでやりようがある。 涼しくなったら背景の室内を撮ろうと思っているが、圓朝、鏡花、その他用に撮影するので、どの場面にどの行灯、この高さだから、こっち、などと現場でやっていたら撮影に集中できないので灯火器は別撮りにする。できたら鏡花の『高野聖』をⅠカット物にしたいところである。

HP 



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