明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



まずは基本の前を向いて座っている高座姿を。『わざと身幅の狭い着物を着て緋色の襦袢ちらつかせながら、弟子の肩に手を置いて紅絹の布を口にあてて軽く咳をしながら歩いた』という気障で各方面から大モテ状態だったのは、まだチョンマゲがあった時代のことのようで、鳴り物など小道具を使った芝居話で人気があったが、道具を弟子に譲り、現在の噺家のような素話に転向してからは、真面目な人格者のように伝わっている。 ところで圓朝を作る前に着物のことを調べていて、以前から興味があった日本画の画集をよく眺めている。実に興味深い。いずれ私なりの『寒山拾得図』が作れれば、と頭の隅でずっと思っていたが、この辺りで日本画が気になるは何かあるのか。それはまだよく判らない。

HP 



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