富岡八幡の骨董市へ行くが雨が降りそうで出店も少なく特に収穫なし。目黒の市民ギャラリ一『Tokyo8x10EXHBITION』へ。私は大判カメラは感度が低くて引き延ばしができないオイルプリント用ネガを得るために始めたが、デジタルネガの登場で出番がなくなった。人形を撮ってみたが、人間として撮ることを考えるとカメラが大き過ぎるのか、上手く行ったためしがなく止めた。久しぶりにプリントを眺めていると私は随分遠くへ行ってしまい、私がやっているのが果たして写真なのかどうか。まあそんなことは爪の先ほども気にしていないが。 今年歌舞伎に関する催事があるとかで、九代目市川團十郎像出品の打診があった。個展の時には間に合わず、出品できたのは写真作品だけであった。以前なんとなくその催事の話を聞いたとき、歌舞伎役者の色紙、掛け軸など少し持っているので必要なら、と軽口をいった覚えが有る。骨董商のMさんから歌舞伎役者の書を預かった翌日にこんな話が来るとは。最もその展示のために私がそんな物を購入する義理はない。だがしかし、それに“菊”があれば3人揃う。
タウン誌深川 常連席にて日が暮れる
アートスケープ 展評『深川の人形作家 石塚公昭の世界』
HP