明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 

目薬  


午前中眼科へ。結膜炎は左はもう大丈夫だが、利き目の右が今一つ。「じゃスペシャルな薬出そう。見た目怪しいけど。」面白い先生である。目薬は透明な物、と思い込んでいたが薄いコ一ヒ一色の目薬である。 先生は学校医もやっているそうだが、先日も書いたが、小学一年の目の検査で、ただ瞼をクルリとめくっただけなのに、眼球を一回転させられた、と思い込んだ私は、以来目薬が怖くなった。しばらくしてベアリングの球じゃあるまいし一回転はないな、と工具屋の倅は思い至ったが。それでもプ一ルの授業の後の目薬はずっと逃げて回った。 中学生になり谷崎潤一郎にはまり、最高作と未だに思っている『春琴抄』の佐助が盲目の春琴に準じ己の目を潰すくだりは耐えられなかった。さすがに今は目薬も、目尻に垂らす方法でどうということはない。

タウン誌深川 常連席にて日が暮れる

アートスケープ 展評『深川の人形作家 石塚公昭の世界』

HP



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