明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



昨日のブログに対し友人数名から反応があった。それは見てくれているのだから有難くはある。 友人とはいえ、私のやっていることに興味が本当にあるのは極一部であろう。個展に来ても、隅から隅までは見ず、近況を話しては帰って行く。勿論、友人がやっているから観には行くけれど、興味がない物を観させられる苦痛は私にも判る。昔は情報誌を手に画廊巡りをしていた時期があったが、画廊に入ったとたん〝しまった〟という事もしばしばであった。しかしアーティストの気持ちが判るので、できるだけ牛歩で、最低二周して出てくる。そんな時に限ってアーティストに話しかけられもう一周することになる。よって私の個展では、しまった、と思いながら興味有り気にしている疑いが晴れるまでは気配を消している。それで時に友人から「会社の同僚が今日行ったけど作者らしい人はいなかった、といってた。」という連絡を貰うことになる。 当ブログは三島のように、最期の一行が決まらないと書き出せない、なんて事はなく、どちらかというと乱歩のように結末が決まっていないで書き始め、破綻をきたすタイプである。さっきから何をダラダラ書いているのだ、と思いながら、五行手前辺りで思い当たった。メールをくれた友人等は、私の作品に興味がある連中ではある。しかしそれぞれ言い方は違えど、文中に含まれる、そこはかとない〝今度は、椿説弓張月?相も変わらず御目出度い奴だ〟感が癪に触っているのである。

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 アートコレクターズ(生活の友社)引用の美学 存在しないものを撮る 石塚公昭


『石塚公昭 幻想写真展 生き続ける作家た18年7/25~9/2 リコーイメージングスクエア銀座ギャラリーA.W.Pyoutubeこ2016年『深川の人形作家 石塚公昭の世界』 youtube  


『タウン誌深川』“明日できること今日はせず”連載13回『月に兎 泉鏡花



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