芭蕉記念館の芭蕉庵は、納入直前に、すでに完成していた板葺き屋根を藁葺きに、急遽変更したために、やり残した部分があった。我が家からの搬出を考え、屋根と本体を別々に作ったが、本日ようやく接着。多少の隙間はいずれ埋めよう。汚し塗装も加えた。閉館後の作業中、掃除のおばさんが、昔こんな家に住んでたので懐かしい、と褒めてくれた。 次号の『タウン誌深川』のエッセイのため撮影。芭蕉庵制作について書いても、あまり面白くないので、今回毎日のようにホームセンターに通い、つい日曜大工好きであった父を思い出していたので、父について書いた。ズボラな私と違い、元設計技師であった父は、鉛筆をやたらと尖らせていたが、私の鉛筆で製図して高層ビルを作ったとしたら、最上階は相当傾くだろう。