明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



ああだこうだいいながらも、結局禅のモチーフを手掛ける面白さは、人間臭いキャラクターを作れる点にあるのではないか。しかも、その容貌は怪異であることが推奨される? また例えば三本脚の蝦蟇蛙を肩口に乗せているような人物は、作ってつまらない訳がない。顔輝がオリジナルなのか、伝統的に同じような構図で描かれ継がれて来た蝦蟇仙人は片手で蝦蟇の脚を掴んでいるが、いわれないと後ろ脚が一本の蝦蟇だということは判らない。しかし作ってしまえば、何処からでも撮れる私は、思う存分、三本脚の蝦蟇蛙を鷲掴んで頭もしくは肩口に乗せた容貌怪異な人物を、斜め後から撮ることが出来る。 本日は、蝦蟇蛙もネットで入手可能なのは判ったので、どうせなら本物の蝦蟇蛙を使って蝦蟇仙人を作るかのようなブログになってしまった。



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