明日できること今日はせず
人形作家・写真家 石塚公昭の身辺雑記
 



陰影を削除しただけで、日本画調になるのは、たまたま私の人形の作風のせいであろう。なので作業台の上に制作予定の中国は天台山などの山々はともかく、実景を撮影した背景は、いくら陰影のない曇天で撮ろうと日本画調にはならない。むしろそこを生かしたい。昔のアメリカのテレビアニメは登場人物はマンガ調なのに背景はリアルだった。水木しげるもある意味そうである。肝腎の頭部には7~8割の時間をかけるが、着衣は勢いで作る。日本画でも着衣の衣紋線は、人体部分とは違う調子で描かれている。 本日もいつ考えに変化があったか、などと後日確認するための物である。つまり、何だか良く判らないが、やりたくなった。から、始めから計画通り、判ってやっていたのだ、という顔をするための備忘録である。なので、当ブログを読んでる方だけが、始めは何も判らず、金魚ばかり眺めていたくせに。と思われるのだろう。読者数を考えると全く気にならない。



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