帆∞翼(セイル バイ ウイング) -太陽そして風と供に- 

海・南風・そして何より”真夏の太陽”が大好きな翔です。

「よろしく!」  

母屋のリフォーム 開始 その2 ボード取り付けと壁紙

2012年04月04日 | 増築&リフォーム、DIY、手作り等 古い日記

チクチクと続けているリフォーム。 

壁のフレームは完成しましたので、軽カルボードを取り付けて壁紙を貼る工事を行いました。

用意したのは30mの、既存壁紙の上からでも貼れるアサヒペンのピタハルという製品。

 

購入先はルームファクトリーというところ。

http://www.kmfactory.jp/01wall/14super/kn.htm

 

メーター当たり200円程度なので、ホームセンターで ”のり” をつけてもらう加工したのとさほど値段が変わらない上、切る目安となる格子線が書かれている裏シートが貼り付けてあって、無駄が出にくい上に極めて使いやすいのでこれにしました。 

 

今回は真新しい壁に貼るのと、既存の壁に貼る二つの作業ですが、本来のところ既存壁は壁紙を全て剥がしてやりかえるのが基本。

しかし、この壁紙はがしというのが結構大変でして、剥がすことそのものは大した事は無いのですが、軽カルボードの表面紙まで剥がれて石膏が出てしまったり、変に裏紙が残ったりと厄介な上に大量のゴミまで出る。 

結局、綺麗に貼る為に壁全面をパテ処理する羽目となってしまい、その手間と時間&費用ほど無駄なものは無い。

これが大嫌いなのですね~僕は。 

よくネットの相談なんかで、「簡単ですから、上から貼ることを考えずに、壁紙を全て剥がしてやり直しましょう」等と返答している者もおりますが、

恐らくは自分で全面張替えなどをやったことがない(一部だけ張り替えただけの経験者)か、ぼこぼこになった壁面にそのままクロスを貼って、出来てしまう凹凸にまったく何も感じない人なのではないか?と思ってしまう。

変に細かい事にこだわらない僕でさえも、剥がすことに二の足を踏むくらいですから、ましてやパテ処理などを普通の主婦などが出来るはずもないし・・・・ 

ペーパーがけで、部屋中粉塵だらけにするのが好きなら別ですが(笑)

 

とにかく非効率的で無駄なことを避ける僕ですから、 現行の壁紙の上に貼ってすませられる物が有るのなら、下地処理をする必要も無く、ゴミも出ない、更に言えばクロスが重なるので丈夫になると、いい事ずくめ。 

とはいえ、一部に 剥がれてきているところが有ったりして、そこはそのままにしては置けませんので、ある程度の範囲で引き剥がします。

他に何かをぶつけて穴が開いたりした所もあるので、すべてそうしたところはパテで下地処理をしたうえで、壁紙を貼ります。

 

さて、その1ではフレームつくりまで紹介しましたので、その2ではボード貼りから。

 

ボードの取り付けそのものはとても簡単、軽カル(珪酸カルシュウム)のボードを必要な大きさに切って石膏ボードネジで取り付けるだけ。

ただ、天井までの2450mmサイズの12mm厚ボードはとにかく糞重くて一枚15kgくらいは有る。

 

今回の壁(パーテーション)は、増築建物みたいは耐力壁にする必要は無いので、ネジ間隔は100mmごとにではなく、300~450mm間隔で十分。

 

作業はまず、クローゼット部屋と僕の部屋を区切るパーテーションのボード、次にキッチンとの間のボード、最後にセットバックドア周りという順に行っていきます。

骨だけだったところに、ボードを貼ると、下の写真の様な感じになる。

ちなみに裏側はこんな風で、最終的には、この面にもボードを貼り付けて処理します。

*この後、ここには更に補強をいれました。

 

斜め壁の部分にもボードを取り付けていき、

 

最後はセットバックドア周り。

ドア左側がべたべた白いチョークみたいなもので汚れていますが、ボードを正確に取り付ける為に専用のカンナをかけると、こうして手と脚が真っ白くなります。

粉塵でまくり、舞いまくりで、石膏の粉をまいているようなものでもありますから、常に掃除機をかけます。    何せ室内作業でしか出来ないので大変。

ボード貼りは、ドアのところまで到達したのですが、この段階でボードが足らなくなってしまった・・・・・   ははは

残りは後日にまわします。

最後は、取り付けたボードとボードの隙間を埋めていくパテ作業ですが、これは写真を撮り忘れてしまいました。

疲れきっていたのでそんな気など起きなかったのもあります。

 

 

壁紙貼りは翌日の作業。 

乾いたパテの凹凸を大まかに削り、平面を出し、これで壁紙準備は完了。

プロなら完全な仕上げの為に何度もパテ作業するのですが、接合部以外は平面ですから、一度だけで終わらせます。

あまり気にしないのもありますね~(笑)

 

せっかく貼った壁紙を汚したり傷つけたくないので、この日は二階にあったタンスを午前中に移動し、それが落ち着いた午後から壁紙作業に入ります。

朝7時から始めて、終わったのがよる8時でしたが、 昨日と同じ休み無しのロング作業でクタクタ。 

 

「しかしな~」 タンスの中から出てくるのは僕の服ではなくて、家内と娘のばかり、しかもこれって着るの?というような、サイズの合わなくなったものやら、何時の?という物まで山のよう。

さらにタンス上に山積みにされていたもらい物タオル等、使われずに10年以上とかが腐るほどある。

その量の多さに半切れして「要らない服は全部すてろ!」怒鳴ってしまう僕。

 

と、これをきっかけにして衣類整理なんぞを始めてくれたのはいいのですが、なんと午後からはじまった壁紙貼りと、かち合うことに・・・・・   およよ

「やれ!」と言ったのは僕、でも壁紙作業している横でタンスを開いたり閉じたりで、

「オイオイオイ」 と泣けてくる、やれと言った手前、せっかくやる気を出しているのを止めると、今度何時始まるか分かませんので、だまってやらせている以外に無い。

下手にへそ曲げると、又そのまま服を突っ込んで終わりにされかねないのでして・・・

 

と、まずはクローゼット部屋から張り出し、キッチン室を含んで、ぐるりと左回りに回るように貼っていく。(本当は右回り)

この壁紙(ピタハル)には下地保護シートやらなにやら付いていますが、僕の場合は不要なのでドンドンそうしたものを剥がして貼っていきます。

リフォームのゴミとタンスのゴミ、衣類などがそこいら中に散乱する部屋。

「あ~   邪魔!」 

 

例の塞いでいた窓も回りも完了。 もう一つの窓は後でやりますよ(笑)

黄色だった壁が、鮮やかなホワイトになります。

 

 

新しい壁紙は本当に気持ちよいですよね~

お気づきでしょうかね、ベット下収納には材料やら工具やらがごしょごしょで汚い(笑)

そして最後にセットバックドア 周りに行くのですが、

 

ここで問題発生、なんと壁紙がなくなった・・・・

 

あとほんの少しだったのですが、途中でミスして無駄にした分があり、計算では十分だったのが、僅かに足らなくなっていた。

 

「あ~あ」 と思うのですが。

無いものは仕方ない、そこでこの部分は後日に回す事にしました。

 

壁紙は30Mで約7000円、しかし、それ以外の単位は割高であるため、仕方ないので再び30Mを注文。

これはドア周りと僕の寝室を貼ってもかなり余る量で、その為玄関からリビングドアまでに至る部分も今回貼りなおすことにしました。

玄関からリビングまでの壁は今回の増築工事で長尺物を運び込んだりして、汚れたり傷ついたりしているので、それもあります。

 

このあたりは  その3 にて(笑)

 

 

 


壁厚を利用した 収納棚 リフォーム番外編

2012年04月04日 | 増築&リフォーム、DIY、手作り等 古い日記

いゃ~ 昨日は酷い風と雨でしたよね!

すぐお隣の八王子市では瞬間最大風速38.7m なんちゅ~風が吹いて。

これって秒速11mで時速40Kmですから、そこから換算すると約時速150Km/hなわけで、下手な台風より恐ろしい。

 

雨量も半端じゃなく、正直なところ、自分で建てておきながら、この家大丈夫だろうか?と心配になった。

きちんと構造計算してあるので、風に対して全く問題が出るはず無いことは解っていても、雨に対して2重防水構造にしてある屋根周りや外壁のサイディング処理等、全てきちんと出来ていたろうか?と、作業工程を思い出しながらだんだん心配になってくる。

 

そんでもってなんら問題は無かったわけです。

 

落ち着いたところで。雲間から突然現れた月を見つつ、まだ残る風音なんぞを聞きながら寝たのですが。

 

やかましい・・・・・・・・

収るどころか、一晩中 「ビュー ビュー。」

なんか知らないトタン板のめくれあがる音が近所から終始聞こえているし、隣の林からは枝のこすれる音やらなにやらで、結局ろくに寝れないままで、「え~い起きてしまえ」と、今此を書いています。

 従って眠い・・・・・       Zzzzzzzzz!

さて、話は変わりまして、

 

母屋のリフォームに伴い、増築側との接続通路を一つふさいだことは書きました。

元々はこんな感じでした。

プラン変更や将来の生活変化に合わせて柔軟に対応できるように、左右の窓が増築建物と連絡出来るようにしているわけですが、

今回は右側の窓がクローゼットルームとなるために不要。

この部分ですが、”増築建物”はこの既存建物と接する面の開口部が大きい為に、壁を2x6で構成してあり(強度を増すため)、さらにスタッド間隔は455mmで、縦枠は普通の倍の2~4本バインドにしています。

さらに、強度を増すために構造用合板を両面打ち、室内側には12mmの軽カルボードを重ねて打ってと、ほぼ鉄壁?の強度。

その分、壁の厚さは約170mmも有って、建物間が100mm(耐震非接触クリアランス)は有るので計270mmもの間がある。

これを全部ふさいでしまうのはもったいないし、愚かだろ・・・・

というわけで、既存建物の窓を壁に見立て、約90mmのクリアランスが出るようにして開口部に枠を組みながら断熱材を増築建物と既存建物(母屋)窓との間に挟んだ作業がこれ。

断熱材が90mm以上に膨らむので、余りずり落ちの心配は余りありませんが、一応ステープルで固定し、あえて開口部まわりに 大きくはみ出させながら施工することで断熱性を高めました。

 

一方増築建物側は?というなら、こんな感じで無機質っぽく合板を貼っておりますが、

ただ塞ぐだけなので、あり合わせの合板作業で~す!(笑)

これで壁からの奥行きが120mmほど確保できましたので、収納棚造りを開始。

 

まず結露防止と防湿をかねて特殊な防水壁紙を貼ります。

これが結構高い・・・

次に1x10のプレーナー(つるつる)加工された枠材にトリマーで溝を二本切り。

 

*塗装せずに無垢材のよさを生かしています。

 

出来た溝は棚の高さ調整用のアルミ製金属ダボフレームを取り付け、木ねじで固定。

例のごとく後でばらすことも考え、枠そのものも隠し釘や接着剤で固定するような事をせずに、

木ネジで留めています。

 

最後に、同じく1x10のプレーナー板をカットして取り付ければ、こんな感じの収納棚となります。

 

棚板は計6枚造りました。   写真は3枚の状態です。

部屋に散らばりがちな小物が、これにより一気に収納出来てしまうので助かります。

棚のサイズは横幅1100mm高さ2020mmでまあまあ。

奥行きが約235mm有って雑誌が問題なく収まるうえに、壁厚利用なので、出幅は110mmほどしか無く。

こうした棚にありがちな圧迫感というのが余り無いのが良いところです。

 

後は枠と壁の間に出来たわずかな隙間をコーキングでふさげば完成。

 

以上、リフォーム番外編でした。