帆∞翼(セイル バイ ウイング) -太陽そして風と供に- 

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母屋のリフォーム  完成  その4(最終)

2012年04月15日 | 増築&リフォーム、DIY、手作り等 古い日記

昨年の9月より開始したプランニング、設計、施工、増築建物側の完成で一区切りして、最後は既存建物のりフォームと、ここまで続いてきた工事ですが。

すべて終わりました。 

 

残りはキッチン内部の一部改装と、ドアを引き戸にする工事ですが、これは後日になります。

 

「長かったな~」 と思うわけですが、思い返すと約7ヶ月という時間はあっという間に過ぎたように思います。

大変だったけど、充実もしていた。 

 

これが無くなってしまうというのは寂しいわけですが、反面当分はマルノコすら見たくないという

気持ちも、正直有る

 

数回に分けて紹介してきた母屋部分のリフォームですが、今回で最終です。

出来上がった写真をいくつか紹介して、終わらせたく思います。

 

まずはリビング室から見た9畳のキッチンルーム。

*アイランドキッチンのカウンター横のイスにだらしなく衣類がかけてあり、すいません。

部屋の全体的イメージとしては、船室をイメージしているので、それが下品にならない程度に雰囲気が出ているかと思います。

天井につってある、二つのウインドサーフィンボードは、息子と娘の、それぞれの思い出が一杯つまった宝物。

数多くのレースや大会、苦しい練習もこのボード達が片時も離れずに存在していました。

レースに盛んに出ていた娘はたくさんの入賞経験がありますが、レースに参加しない、しかしながらプロ並みの腕をもつ息子は割と地味で、双方の性格の差が出ています。

このボードは、現在使われる事が無く、ディスプレイをかねて、家族の思い出ということで展示してあります。

 

キッチンの真横には帆船の絵がドカンと飾られていますが、これは以前、家族でハワイに旅行した際に、フリーマーケットで、どこぞの画家が書いて売っていたものを買ってきたものです。

船の窓を意識させる効果を狙う為に、キッチンの真横で、常に人の通るところに設置しました。

 

各部屋の上にはそれぞれ、部屋の名前にちなんだ木製の魚ディスプレイやらが飾られ、どの部屋か?を分りやすくしています。

クローゼットルームはカジキ、僕の部屋は、ん?なんだっけこれ?(笑)、 リビングルームはワールドになっています。

 

ちなみにキッチンですが、100%完成になりました。 

 

リビングルーム約14畳との連絡は、前回書いたエクスパンションが完成。

キッチンルールと完全に接合し、既存建物と増築建物の境という概念がなくなりました。 故に

二階をさす場合どちらか分り難いのでややこしい。 

 

エクスパンション横には電話置きとレター挿し、その向こうには冷蔵庫が見えていますね~   

その隣には、バカをして一度塞いでしまった窓が元に戻っています。

 

リフォーム時に、人間工学に基づいた人の動線を考慮した例のオフセットドア周りはこんな風。

天井には新たにLEDのスポットライトが付き、陰になっていた部分を解消しました。

 

ドアですが、以前書いたように、引き戸に交換することになっていますが、これは後日行います。

 

さて帆船の絵の下は、高さ60cm、奥行き220cm巾150cmの巨大な収納。

ストーブやら空気清浄機、コタツ等々、季節物を収納するところで、掃除機などもしまわれています。

デザインはヨットなどの構造を基本にしており、

狭い船室内で横開きに出来ない場合の、折りたたみ縦開きがそのままそっくりここに再現されています。

またそれによって帆船の絵との整合を持たせてもいます。

 

続いて、僕の部屋。

ドアを開けると、まず工具箱が並んでいるのが目に付きます。

下が収納庫で、ベッドまでの段差が大きいですから、階段をつけるのが普通なのですが、

狭い部屋に更に階段なんか付ける気にもならず、こうして人が乗っても壊れることが無い

丈夫な工具箱をそのままステップ代わりにしています。

このほうがいざというとき広く使えるのもあります。

 

奥の白い壁は、収納庫に多くのものが詰まると、奥のものを取り出しにくくなるので、ここを開閉可能な様にしています。

色々と入れると、必ず奥のものがとれなくなるので、こうした構造は絶対必要です。

 

この扉はラッチでとまっており、アクセスする際には扉全体をポンと取り外す事にようになります。

 

ちなみに対面はクローゼット収納ですが、工具類が半分を占めてしまい、その上のほうに僕の衣類ダンスが載っています。

例の衣類専用クローゼットルームは家内と娘の専用になってしまいまして、僕の服は?というなら作業着と一緒にここへ放り込まれ、家庭内の勢力図というのがモロに出ています。(爆笑)

家では 工具=作業着=僕の衣類=バイク用ジャケット類= 同じ場所という式の様ですね~(笑)。

 

ちなみにこのクローゼット、有る意味初めて僕がもらえた収納スペースでもあり、

半分「おっしゃ~!」という感じで、ここにどう効率的な収納を構築してやろうか?と有る意味舌なめずりをしたりもしています。 

最後に、この部屋の壁ですが、ごさごさと家族の写真が飾ってあります。

 

今回の増築とリフォームで、あちらこちらにバラバラに飾られていた物を、一箇所に集めてきました。

他にも写真そのものは大量にあるのですが、切りが無いので、この程度の量にしています。

*枕が足元に有ったり、トレーナーが脱ぎ散らかしてあったりしていますが、見なかった事にしてください(笑)

 

 

 

僕の部屋を出て、ドア側からリビング側をみるとこんな感じ、テレビまで約10mあるので、少し遠い。

リビング入り口には彫金のレトロワールドマップが飾られています。

右の白いカラーボックスはお得意のニトリ製で、救急箱やら家内と娘のコスメ用品が入っている。

半分テンポラリー(応急)で置いているものですが、いずれ移動する予定です。

 

左側は食器棚で、旧キッチンルーム側はホワイトを基調にしておりますが、新しいアイランドキッチンの木製カウンター側は木目をベースにしています。

その為にカラーボックスが白というのがなんとなく変ですが、もともと違う場所に設置予定だったのと、白だと壁に溶け込んで出っ張り感があまり無いので、とりあえず置いています。

 

向こうに階段とテレビ、コタツが見えていますが、キッチンのメインシンク側からは、この三つが全部見えます。

リビングにいる人間の姿が自然に眼に入るようにはしていますが、その奥のでかい空間は全く見えませんので、モニターカメラでもつけるか~ (笑) 

 

階段は普通とは異なり、ケコミ部分にバリアをおかず、スルーにしてあります。

それによって、でかくて目障りな存在感を消滅させる効果と、海辺のログハウスの階段という冒険的テーマに沿うようにしています。

一見強度がないように思われるかもしれませんが、きちんと構造計算してあり、大人4人が階段に同時にのってもビクともしません。

およそ350kgに絶えるように設計しています。

 

階段の横の壁に貼られている絵は、僕の大好きな シム・シメール で、目覚めるアフリカという版画は有名ですが、僕にはお金が無いので、彼の有名作で、小さいのを二つほど飾っています。

 

食器棚は僕と家内が結婚した際の嫁入り道具の一つですが、一時期は娘の本棚になっていましたが、今回の増築で収納の問題が解決したこと、及び家族が2世帯になったことからカムバックしてきました。 

写真の一番左上の赤い筒状のものは、ガス式の瞬間消火器です。

使うことが無いことを祈ります。

 

次は

食器棚を横からとった写真ですが、上にはキッチンルーム専用のエアコンがあります。

以前はテンポラリーで設けた僕の部屋のエアコンでしたが、今は役目が変わっています。

安物のやかましいエアコンで、ぶっ壊れても惜しくは無いので、油煙などが上がるキッチンで使うには良いかもしれません。

この横には換気扇を設けてあります。

 

食器棚の横にミラーがかけてあり、別にここでなくても良かったのですが、この位置だとキッチンから死角になるリビングルームが見えるので、ここに設置しました。

キッチンを少し移動すると、死角部分が大抵は見えますので、孫が成長していく時に便利になると思います。

右の赤い矢印が、ジョイントエクスパンションで、実は、食器棚の下と同じ1x10の板を使っています。

 

何でこうしているかという言うなら、キッチンとリビングルームの境がたった一枚の色違いの板だとその部分だけ目立って変。

そこで、食器棚の下を同じ材質かつ同じ色の板でベース構成しながら横に引っ張ることで、エクスパンションの”いかにも”という感覚を軽減するわけです。

同時に「あれ?」という感じのダイナミックな雰囲気を演出することで部屋のボーダーを面白くしているわけですね。 

これが無いのとあるのでは大違いで、チョットしたことなのですが、視覚的には大きな効果があるのです。

さて、これで終わりですが、正直やりこのした事というのはいくつかあります。

これをこの先やるかどうかはわかりませんが、

とりあえずはしばらく休みたいとは思います、そろそろ海に行きたいし・・・

 

 

最後にコンクリートから始まって、5mちかい木材やら、合板、軽カルボード等々、約7ヶ月にわたり、黙々と資材を運び続けてくれた愛車、ダッジラム君に感謝です。