帆∞翼(セイル バイ ウイング) -太陽そして風と供に- 

海・南風・そして何より”真夏の太陽”が大好きな翔です。

「よろしく!」  

換気扇を 自動運転にしたよ~ん!

2012年04月24日 | 増築&リフォーム、DIY、手作り等 古い日記

 

キッチンを広げ、アイランド型にしたお陰で、収納力が増し、むき出しで溢れていた物が全て収納されてしまった事から 何ともガラ~ンとした感じになった我が家。

 

以前のゴチャゴチャがすっかり消失し、綺麗だけれど寂しいような、他に何となく寒い感じがしないでもない(笑)

初めはこんな感じだった・・・・

*人が写っているので一部画像加工しています。

 

ここはまだ多少の変更と改造要求がでるので、チョコチョコ手を加えていますが、今回は換気扇を自動運転する装置を設置しました。

 

というのは、時折換気扇を付け忘れて調理を始めるのが家のカミサン。

何故か知りませんが何度注意してもやるわけでして、油煙が上がって天井などが汚れるので「必ず!」と言っているのに忘れていることがある。

 

う~ん・・・・・・・・ 

「そんじゃ~レンジに火を付けたら自動で運転する装置を付けちまえ!」と、いうのが今回の工事。 

 

使用したのは三菱の温度センサー付きの換気扇コントローラーで、もちろんヤフオクにて1700円で購入。

早速内部を分解し、回路解析をすると、温度を感知しているのは、単純なサーミスタで、これを伸ばして換気扇フードの中へ持っていけばレンジの火の熱を感知して自動的に入り切りしてくれる。

基本的にこうした家電の改造は危険なのですが、そこは専門分野ですから、その他の回路をみて危険性が無いかを調べ、単にサーミスタ配線を伸ばす分にはなんら危険性が無いことを確認。 

 

取り付けですが、本来はそのままフードの中に取り付ければ一番簡単で良いのですが、当たり前の問題が起きてくる。

まずはレンジフード内はガスレンジの熱で非常に高温になりやすい。 

電子制御部品は基本的に熱に弱いですから、そうした環境に置くのは問題がある。

さらには、炒め物などの油煙が溜まったり流れる部分ですから、使っている間に油でべたべたになるわけで、これがやはり電子機器には良くない。

そして最後、フードの高所に取り付けたら、コントロール盤の操作が必要な度に脚立か踏み台を持って来なければならないわけで、自動化したのに余計な作業をさせられたのは たまった物ではない(笑)。

 

そんなわけで、操作盤は適度な位置に、温度を感知するセンサーだけを伸ばしてはフード内に取り付ける事にしました。

体をねじ曲げるようにしてサーミスタを取り付けますが、結構面倒くさい。

オマケに15年以上使っているフードは掃除しても内部が茶色いし・・・ 

場所としては換気扇を外して洗う際の取り外しに影響がないところで、なおかつ

熱の流れがあるところであって、さらに汚れにくい処じゃなくてはならず。

試行錯誤の結果、写真の位置にしました。

 

そしてコントローラですが、この位置

まだ下に配線が一部見えていますが、しばらく試運転?を行い、問題がないことを完全に確認したらカバーを付ける予定です。

 

現在取り付けから数日経過していますが、とにかく換気扇操作が不要なので家内から大好評。

感知して動き始めるフード内温度はコントローラーから簡単に設定できますから、季節に応じた調整ができる。

例えば35度に設定したとすると、冬だと気温が低いので、ガスに火を付けて換気扇が回り始めるのにかなり時間がかかる。

フード内の温度が上がるのにそれなりに時間がかかるからです。

そこで設定を25度にすると、ガスを付けて調理が本格的に開始される前に回り始めます。

同時に暖房の室内設定温度より少し低めにしておけば、不要なときに回らず、且つ適度な間隔で換気して室内空気を入れ換えてくれる。

一酸化炭素中毒の可能性が減る、一番いいのはCOセンサーとコンボにする方法ですが、

COセンサーの換気扇コントロール装置が無いし高い。

まあそれはないとして、普通の使用には困りませんから。

 

夏場ですが、室温が高くなるので、設定温度を35度くらいの高めに設定し、運転が開始される温度を上げて不要に回ることを防ぎます。

調整範囲が5度から45度ですから、かなり便利で、実際使ってみていいのは、調理後に換気扇が止まるまでにしばらく時間差がある。

普通、料理を終えると換気扇の消し忘れを恐れることもあって、割とすぐに止めてしまう事が多いのですが、この方法だと、調理後のキッチン内天井付近に溜まっていた水蒸気や油煙の汚れたエアを完全に吸い出して温度が下がるまで運転し続けますから、非常に都合がよい。

 

設定は基本的に温度コントロールモードですが、連続運転も可能で、換気扇の運転と停止を繰り返えさせたくない場合などに切り替えます。

 

と、非常に便利な自動換気扇コントロールなのですが、一つだけ問題があります。

それは、換気扇についているエアの逆流防止パタンがずっと開きっぱなしになること。

換気扇本体は常にスイッチが入った状態になっているということで、コントローラーは換気扇につながる電源の入り切りで回しています。

 

ゆえに換気扇が北側に向いていると、当然に冷たい北風が入りっぱなしになってしまい、南に向いていると、春の砂嵐がもろに吹き込むし、夏場は蚊が入ってくる。

家の場合は東向きで、隣家との間にあるので、風の吹き込み問題は殆ど無く、蚊は換気扇カバーを付けているので入ってこない。

 

本当なら、エアで押されてフリーで動くパタン、もしくは自動開閉するシャッターなんかを付けたら良いのですが、そんな複雑な事すると必ず機器は壊れるので、やらない。

 

問題があるときだけは、自動コントロールこそ効かなくなるが、換気扇本体の操作ひもを引いてしまえば良いだけの話ですから。

最後に全景写真