朝はムクドリの成鳥を救出、 でもって今度は雛ときた・・・・・・・・、 爆汗
仕事が始まって しばらくしたら、 僕の仕事している部屋のとなりから鳴き声が聞こえてくる。
古い建物故に、雀が建物の隙間に入り込んで巣を造ることは珍しくも無く、 特にこの季節にジュルジュル ピ~チクパ~チクなんていうのは日常のこと。
しかし、今回は声がでかい。
雀の親鳥でも迷い込んだか? (*ツバメが入り込んで部屋の中をぐるぐる旋回していたりする事もある自然豊かな環境?笑)と思って、ライト片手にあちこちを見渡すけど、特段の異常は無し。
まっいいか~ なんておもって自分の部屋に戻ったものの、時間が経つごとに段々その声がでかくなる。
お昼前には相当にでかい声となり、「あれ~・・・・」と思いつつ、もう一度見に行ったら、作業用のワークベンチ下でごそごそと動いているのがいる。
ライト当てたら、あららららら・・・・・ これヒヨドリ? ムクドリ?
一応保護しないと、どこに入り込んでしまうか分からないし出来れば、巣に戻したい・・・・・・ そっと捕まえ、そばにあった段ボールにとりあえず確保。
しかし・・・・・・どこから入り込んできたんだろ? 入り込んだ可能性の有るところをあちらこちら探すけど、皆目検討付かない。
親の呼ぶ声なんか建物内故に、聞こえるはずもない。
この雛、朝の7時頃からピーピーやってて 今まで(お昼頃)まで何も食べていないとすると、相当に衰弱している可能性がある。
なので、とりあえず「何か無いかな?」と探したところ犬のえさの古いのがあった。
運良く缶詰で、それを開けるとフォークでつぶし、口に運んでみたけど抵抗して食べない 仕方ないので雛をつかんで餌を口に運んだら、攻撃されるとおもったのか口を開けた。
すかさず指で喉に餌?を押し込み
そんなことを何回か続けて、その後砂糖水を造り、温めて少し飲ませると 目がとろとろしてきた雛。 たははは! 眠いんか?こいつ?
暗くしてあげたら静かになり・・・・
何度かそんな感じでまめに餌をあげることを繰り返しましたが、親から離れ、食べるものもない状態で、それだけ空腹で疲れていたのだと思う。
しかし・・・・このままにもしておけないので 仕事終了後に外へ連れて行くと(正直どうしたら良いやら・・・・)
建物裏に回って(雛が落ちていた辺りの真裏)、一応 雛を芝生の上に置いて、離れて遠巻で親鳥が来るのを見ていた。
ところが、一向に親鳥らしき鳥は現れず、 それどころか大鷹が舞い始め、少し離れた向こうにはカラスもいるし。
この時点で耐えられなくなり、 再度保護。
寒そうだったので暖かい場所に箱を移し、しばらく背中をなでてあげ、今度は餌を少し暖めてみようか?と電子レンジで加熱、
さらに割り箸をへら状に削り、暖かい(水分多めに造って)のを口元に運んだら、なんと食べる。
それを何回かに分けてあげたのちに、今このブログを打っている。
今日はバイクで来たので、連れて帰ろうとすれば振動と騒音でストレス死するのはわかっているので、 今日は夕方5時過ぎまで職場に残り、 帰宅するぎりぎり前にもう一度餌をたっぷりとあげてみる。
明日の早朝に来て(本当は休みなんだけど)、生きているようならしばらく保護をして、飛べるようになった段階で野性に戻して上げるしか無い。 かな?・・・・
しかし、遙か昔はカラスの幼鳥を育てたり、雀を保護したり、 こんな事ばかりやってるんだよね~ 僕。
捨て置けない性格というか・・・・
ただ、この先、この雛が上手く成長をして、羽ばたいていってくれるとはかぎらない。
運よく生きながらえるのも運命、死んでしまうのも運命、野鳥に人間が介在してはいけないとは知っているが、間違いなく消えてしまう目の前の命を、そのままにしておける僕ではないのです。