ほぼ完成しました~
95%という感じでして、 あとはコントロールラインを今のナイロンロープから ダイニーマに変更すれば完成です。
ナイロンは伸びるので、 操作感が今一なので・・・・
昼休みに昨日の続きを開始。
ステアリング・ラインはやはりカヤック内部を通すことにしました。
鏡とか使って、内部構造をみたところ、上手くライン取りできることが解りましたので・・・
さっそくガイドのグロメット用穴あけ。
銅線を通して内部にシートロープを通しつつ、ステアリングまで導きます。
白矢印のところからシートを引き出して、ますが、グロメットを買い忘れて足らずなので、 今はタダの穴です。
赤矢印がコントロールライン。
ラダー側しにロープを通して。
このあと実際にラダーを取り付けながら、 リトラクタブル(昇降用)のシートロープを取り回します。
ところが・・・・・ここで問題発生! 昇降用シートロープを付けると ステアリングが異常に重くなる事が分り。
原案はボツ
もっとシンプルにしないと駄目なことが解りましたので、ラインの取り回しを一新。
更にステアリングの切れ角とラダーの動きがしっくりこない・・・・
試行錯誤をして、 やっと落ち着いたのがこの方法です。
ガジョンから金具を出してロープによる操作トルクを大きくさせながら、ステアリングとの今一つ感を向上。
なおかつ、ラダーリフトアップロープは上の方に来るように金具を新たに設置。
ラダーを下げて水の抵抗で持ち上がらないようにするロープは、フインの穴に近い部分にナイロンガイドを設けました。
これで、軽くて理想的なラダーが完成です
さてと、 これで作成そのものは、ほとんど終了。
終業後に、外に出して、一度くみ上げてみます。
各部の完成は解っていても、全体を見るのは初めてなので。
まずは全部のパーツをならべます。
まずは、アウトリガーをつけた、スペシャル・フイッシングカヤック。
カッチョエ~!!!! 自分で作成しておきながら感激しているぼく。 ぎゃははは!
戦闘機だろ~これ!!! 当たり前ですけど、パドルはアウトリガーと接触しないように十分に考慮されているんです。
面をコチョコチョ水かきじゃみっともなくてありゃしないし、 乗っていられませんから・・・・
さらに、パドリングをしながらラダー操作が可能。 フットステアリングの恩恵です。
しかし・・・・・・・・・・・・・・・ 何かに似ているな~?これ? と思ったら、スターウォーズの第一作に出てきた ミレニアム・ファルコンを思い出した・・・
そこで、これ以降 このフイッシングカヤックを ファルコンと呼ぶことにしました。
そしてセーリングカヤック。
ヨットと全く同じ構造ですから、シートロープ類が半端ない量。
こんなに小さい船なのに、二枚帆でしかも手元でファーリングとフレークが出来る設計ですから当然そうなります。
斜め後ろから見た感じ。 完全にトリマランの形になっています。
ブームバングは、 セイルサイズの事や、問題あれば腕でブームをダイレクトに掴めるので、無理して付けるのはやめました。
一応カニンガム等は付いています。
斜め前からの姿
遠方から
風がほとんど無いので、セイルがシワシワ(笑) メインセイルのトップはリーチが開く構造なので余裕があります。
セイルサイズは両方合わせて大体3.5㎡くらいかと・・・
アウトリガーとリトラクタブルダガーボード部。 アウトリガー部は上部にフロートが取り付けられる様になっています。
最後の最後に頼りになる頼もしいフロートです。
さて、ここまでは設計通り。
あとは、同じく設計通りの収納が出来るかどうか・・・・
各パーツを船内に配置
アウトリガーを載せて、
パドルの流れ留めリーシュでまとめる。
ほれ、完全一体になりました。 このまま車にポンと乗ります。
細かい部品は袋に入れてと・・・
普通なら 汎用のラダーシステムだけで、5~7万、 ジブセイル備えた本格セイリングシステムだと 15万。
合わせて20万する代物。
全部手造りで、製品並みのクオリティを持たせて、 全てステンレスと 耐蝕アルミ 中古パーツを使って、 総額2~3万円くらいかと。
同じ夏なら、可能な限り楽しみたいと、そんな欲張りな僕の セーリングカヤック(トリマラン)作成でした。
後は海上テストと、 ステアリングのコントロールシートを ダイニーマに変えて、 そのロープの張りを持たせる構造を設けたら100%完成となります。