帆∞翼(セイル バイ ウイング) -太陽そして風と供に- 

海・南風・そして何より”真夏の太陽”が大好きな翔です。

「よろしく!」  

13m/sの風でも乗れる、最高性能のセーリングカヤックへ その1

2015年07月20日 | フイッシングカヤック

昨日のどん吹きは、僕に沢山の事を学ばせてくれて・・・・ 自然よありがとう!

同時にそれを解決すれば、無謀な風(秒速13m/s)でもセイリングできるカヤックとなる事を教えてくれました。

 

その風だと、普通に考えてヨットは出艇禁止の赤旗。 

ウインドでもセイルサイズが4~6㎡となり、下手すると怪我人が出るほど。

 

まず昨日のセイリングで出た問題点を洗い出すと。 

1.サイドスティの強度不足。

2.ダガーボードの強度不足。

3.アウトリガーのネック部分の接着強度不足。

4.ステアリングのクリートからのコントロールライン外れ。

5,コックピットのハッチから船内部への水の浸入。

6.ステアリング操作を感覚的な物へ改善が必要。

となります。 

 

上記を解決していきますが、

まず、1のサイドスティ。

虚弱 で簡単に伸びてしまうナイロンロープを廃止。

これは現在ステアリングコントロールラインで使っているダイニーマを外してそのまま交換。

 

2のダガーボードは、現在のボードが長すぎることもあるので、短くしたデザインの15mm耐水ベニアをつかったものに後日変更する予定です。

今日は間に合いませんから。

 

 

3アウトリガーの骨組みを、錆びるイレクターパイプから耐蝕アルミパイプへと変更して。

接着等は全て廃止。

角度などが勝手に変わらないように貫通ボルトにて固定する方式へ変更。 

 

新たに作成し直しとなります。

 

写真はピタリとパイプに打ち込めるように、少し内径を広げている作業風景。

 

*当然パイプ内に侵入する水の、排水ホールはきちんと設けてあります。

強度半端ない・・・・・

ついでにステアリング部分も貫通ボルトナット。

 

 

4 ステアリングに使うシートロープをダイニーマから 少し強度は落ちますが、クリートに噛みやすくて外れにくい複合(ダイニーマ+他の素材のハイブリッド)ロープに変更。

径も細くしてクリートから外れにくくしました。

 

ただ・・・・・・上の写真は仮の状態でして・・・・ 

というのは、これまで船の内部をコントロールラインシートロープが通る構造にしていたのですが、外側を通る構造へと変更することを検討しています。

内部を通る構造だと、いざという時に直接手で引く等の操作ができない事が、今回明確に解ったからです。

 

ついでに余ったステアリングシートロープにて ナイロン製のフォアステイを交換。

この部分はジブセイルのダウンテンションが二重にかかるので、ナイロンでも良いのですけど、丁度余った物ですから。

 

 

 

5 これは波たつ気象条件で出ないのが最大の対策ですけど、場合によりハンドビルジポンプを搭載。

というか、すでに排水のためのハンドビルジポンプを落札済み

 

6 ステアリングをこれまでの操作とは反対側に変更しました。

これまでは赤矢印の側を踏むと黄色矢印の方向へ船が向くようになってましたけど、逆の方向へ回頭するように変更しました。

テストでこの方が感覚に合っているのが解ったからです。

 

取りあえず、雷の豪雨も終わり、今日はここまで! 

次はダガーボードです。