susceptibleは、「[……を]受けやすくて、[……に]影響されやすくて、感染しやすくて」の意味でよく使われる。精神的、肉体的、どちらの意味でも「[……を]受けやすくて、[……に]影響されやすくて」という感じ伝えることができる。
○Practical Example
“I’m susceptible to colds when the temperature drops below zero.”
“Just get yourself a new jacket, Mr. Bean. Then you’ll be warm as toast.”
「氷点下になると、風邪を引きやすい」
「ビーンさん、新しいジャケットを買った方ほうがいいですよ。とってもあったかいですよ」
warm as toastは、「心地よく暖かい」の意味でよく使われる。
●Extra Point
人はいろんなものの影響を「受けやすい」し、何かに「動かされやすい」。しかし、その影響を受けてしまうと危険と思われるものが二つある……
◎Extra Example
“I’m so susceptible to sales. The minute there’s a sale on, I rush there and buy a new handbag.”
“I’m susceptible to a man who compliments me. I lose my resistance when a man says I’m beautiful.”
「わたしはバーゲンに弱いわ。何かのセールスをやっていると、すぐに飛んで行って、新しいハンドバッグを買ってしまうの」
「わたしはほめてもらえる男の人に弱いわ。きれいですね、なんて男の人に言ってもらえると、心を許しちゃうの」
invariablyは、英語でも日本語でも、“always”とか、「いつも((決まって)、 常に、必ず」と定義されていることが多いが、いつもそうではない。
○Practical Example
“Atsumi invariably comes home for dinner, except when he’s away on business.”
“That’s great, Joan. That means you two have dinner together almost every night.”
「渥美さん、出張している時以外は、いつも夕食には帰って来てくれるのよ」
「ジョーン、それはすごいわ。ということは、二人はいつも大体夕飯を一緒に食べているのね」
away on businessは、「出張」の意味でよく使われる。
●Extra Point
おかしなことに、時にalwaysを論理的に矛盾する言い方で使うことがある。たとえば、generally alwaysという言い方をよくするが、「たいていいつも」というのは論理的におかしい感じがする。でも、英語ではよく使われる言い方だ。
◎Extra Example
“Jim generally always comes home for dinner before 6:30.”
“That’s nice, Sayuri. That means you usually always eat together.”
「ジムはたいていいつも6時30分前に夕食にあわせて家に帰ってくるわ」
「それはいいね、小百合。ということは、いつも大体一緒にご飯を食べるということね」
フィオナは、前の日のグローリアの様子がどうしておかしかったのか、やっと理解した。
“So, Gloria, what happened after you got home?”
“I didn’t go home, Fiona. I got myself a new lawyer and I told him that I want to get a divorce from Larry. I want to get out of this marriage. Larry can get stuffed, for all I care.”
“Get a hold of yourself, Gloria. You’re getting overexcited. Look, let’s have a drink and forget all about men.”
“Yeah, get me a drink, will you? I want to get drunk tonight. Tomorrow I can get back to my normal self.”
「で、グローリア、家に帰ったあと、何があったの?」
「フィオナ、家には帰らなかったわ。新しい弁護士に会って、ラリーと離婚したい、と伝えたの。彼とは別れたいの。ラリーなんて、どっか行っちゃえばいいのよ。わたし、それで平気よ」
「グローリア、落ち着いてよ。あなた、すごく興奮しているわ。ねえ、ちょっとお酒でも飲んで、男のことなんか忘れちゃいなさいよ」
「うん、お酒をちょうだい。今夜は飲みたいわ。明日は普通のわたしに戻れると思う」
最近、梅田望夫さんの『ウェブ時代 5つの定理 この言葉が未来を切り開く!』のお仕事をほんの少しだけお手伝いさせていただきました。
文藝春秋社の特別サイト(http://www.bunshun.co.jp/umeda_web/index.htm)に掲載してもらったコメントを転載します。
この本、とてもすばらしいですし、とても英語の勉強になります。わたしもずいぶん勉強させていただきました。ぜひお読みください!
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梅田さんは、この『ウェブ時代 5つの定理』において、ビジョナリーたちの珠玉の言葉をいくつも紹介しています。彼らの言葉は、どれもパワフルで、非常に情熱的です。
梅田さんは、「未来を切り開く」彼らの力強い言葉を、同じぐらい力強い日本語に訳されています。
わたしは梅田さんの和訳を念入りにチェックさせていただきました。でも、梅田さんのすぐれた英語の解釈力と翻訳力を、編集者と一緒に確認させていただいただけです。逆に梅田さんの翻訳で、ずいぶん勉強させていただきました。 英語の学習で一番大切なのは、時間をかけてたくさんの英文をていねいに読んで、そこで感動した部分を抜き出して、自分のことばで解説する、ということだと思います。
梅田さんはそれをずっと昔から一日も休まずに続けられているからこそ、書かれるものに大変な説得力がありますし、たくさんの読者がついてくれるのです。『ウェブ時代 5つの定理』は、梅田さんのこれまでのお仕事の集大成でもあると同時に、「梅田望夫の英語学習法」としても読まれることでしょう。
『ウェブ時代 5つの定理』の「まえがき」の文章を一部借用させていただき、次のような言い方で、本書をみなさんにお薦めしたいと思います。ビジョナリーたちの言葉とことばとあわせて、梅田さんの翻訳と解説にじっくり目を通してください。そして「これだ!」というものがありましたら、ぜひそれを抜き出して覚えてしまってください。その文章を覚えて、仕事にのぞめば、あなたも梅田望夫になれます。
上杉隼人(翻訳者、GetUpEnglish管理人)
(梅田氏推薦の『日めくり現代英語帳』上・下は、日本経済新聞出版社より好評発売中)
昨日は、to getのよく使われる用法を学習した。本日もさらにいくつか紹介する。
フィオナはグローリアが何を言いたいのか、知ろうとしている。(Fiona is trying to find out what Gloria is getting at.)
“So, Gloria, you got pretty busy yesterday, did you?”
“Yeah, Fiona, I got busy, all right. So, I got my hair done and I got a taxi downtown. I got an appointment with Larry, but he wouldn’t see me.”
“So, what did you do then?”
“Well, I got really mad, that’s what. I got upset, too. Larry got a shock, too, when I told him to go to hell!”
「グローリア、あなたは昨日、とても忙しかったんじゃないの?」
「うん、フィオナ、とても忙しかったよ。髪をきれいにしてもらって、タクシーで街に出たの。ラリーと待ちわせていたんだけど、でも、彼は来なかった」
「それでどうしたの?」
「わたし、すごくキレたわよ、ほんとに。気も動転しちゃったの。ラリーもショックを受けたわ。あんたなんか、死んじゃえって言ってやったから」