甘利利明の「政治とカネ」の疑惑、説明責任を言いながら、職務の全うを言うのは国民をバカにする態度

2016-01-22 10:24:53 | 政治

 1月20日(2016年)午後に1月21日発売予定の『週刊文春』に安倍晋三の側近、経済再生担当相甘利明が千葉県白井市の建設会社からカネ受け取っていて、一部が政治資金収支報告書に未記載となっていることなどが掲載されるとマスコミが報道し始めた。

 具体的には建設会社が道路工事で損害が出た補償をUR=都市再生機構に求める際、甘利明や甘利明の事務所に現金を提供して口利きを頼んだと言うことのようだ。

 建設会社の関係者が1月20日に実名でコメントを出したという。

 関係者「記事は私が甘利事務所に口利きを依頼し、その見返りとして現金や接待で証拠が残っているものだけでも1200万円を渡したという内容で、すべて真実だ」(NHK NEWS WEB)  

 ところが、甘利明代表の政党支部は2014年、2015年の2年間でこの建設会社から合わせて276万円の寄付を受けた記載しか載っていないという。

 証拠が残っている内の1千万円近くのカネの記載はどうした。?

 ストレートに考えると、口利きのカネだから、隠れ政治資金として未記載のまま事務所の金庫に保管したということなのだろう。自由に使えるのだから、甘利明の懐に入ったも同然である。

 さすが大物大臣、ほんのちょっとした口利きで、証拠が残っているものだけでも占めて1200万円もカネにすることができる。非正規社員がいくら額に汗をかいても、1年やそこらで合計できる金額ではない。証拠が残っているものだけでも、10年も掛かる非正規社員も多く存在するはずだ。証拠が残っていないカネまで計算したら、10年以上ということになる。

 甘利明は2012年12月26日からの第2次安倍内閣発足以来内閣府特命担当大臣(経済財政政策担当)を務めている。要するに安倍内閣の大臣としてカネを受け取り、安倍内閣の大臣として口利きをしたことになる。しかもそんじょそこらのペイペイ大臣ではなく、大物大臣ときている。水戸黄門の葵のご紋が入った印籠程にも効果抜群だったはずだ。

 全て事実として話しているが、カネを出した側の建設会社の関係者がわざわざコメントまで出して、安倍内閣の大物大臣を相手に「証拠が残っている、全て真実だ」と言っている以上、限りなく真っ黒の事実に違いない。後で、「あれは事実ではなかった。当然、証拠など存在しない」と言を翻したなら、恥をかくことになるばかりか、大物大臣に名誉毀損の犯罪に等しい取り返しの付かない大変な無礼を働いたことになる。

 口利き行為をして利益供与を受ければ、斡旋利得処罰法違反になる可能性があるという。また政治資金収支報告書に受け取った金額通りの記載がなく、少ない金額の記載しかない場合は政治資金規正法違反に問われる可能性も出てくる。

 「時事ドットコム」が1月21日予算委員会での疑惑追及の答弁要旨を伝えている。 

 -(週刊誌で報じられた)疑惑について説明責任を果たしてほしい。

 お騒がせをしている。今朝、週刊誌報道を読んだ。しっかり調査をして説明責任をきちっと果たしていきたい。

 -2013年11月に建設会社の総務担当者から大臣室で甘利氏自らが50万円入りの封筒を受け取ったとの記載がある。

 その会社の社長一行が大臣室を表敬訪問したことは事実だ。その一行が来られて正確に何をされたのか、記憶が曖昧なところがあるので、きちんと整理をして説明したい。

 -(建設会社担当者は)14年2月、甘利氏の地元事務所で甘利氏に50万円を渡したのか。

 この方が来られたということは覚えている。事実関係、記憶をたどっているところだ。

 -13年8月、地元事務所長が500万円を受け取ったとされる。

 今回の報道で初めて知った。本当なのかどうなのかも今確認中だ。きちんと調べる。

 -自民党支部などの政治資金収支報告書に同社からの寄付のうち一部が記載されていない。

 今回報道されて、こんなことがあったということは、正直初めて聞いた。書かれていることについて、第三者も入れて調査する。

 -50万円を直接受け取ったことを本当に覚えていないのか。

 事実関係が一部不鮮明なところがある。事実関係を正確に把握して説明する。

 -罪に問われる事実は一切ないと言えるか。

 (法令違反は)一切ない。

 -(閣僚)辞職という選択肢はあるか。

 託された職務を全力で全うする。(以上)

 「説明責任をきちっと果たしていきたい」と断言している。

 その一方で進退については「託された職務を全力で全うする」と、大臣職に留まることを述べている。

 安倍内閣の一閣僚の「政治とカネ」についての疑惑である。説明責任の十分な履行と説明内容の十分な正当性が進退の決定要件であって、十分か十分でないかを判断するのは国政を委託した国民であり、十分だと判断した場合に限って、国民に信任を得ることになって、大臣職に留まることが許されることになるはずだ。

 進退の決定要件として必要とされているこのような過程を踏む前に職にとどまる意思を示すことは、いわば今回起こった「政治とカネ」の疑惑を十分に晴らして国民の信任を得る前に職にとどまることを言うのは国政を委託している国民をバカにする態度以外の何ものでもない。

 誰に顔を向けて政治を行っているのだろうか。

 甘利明はこのこと点に関してだけでも大臣どころか、国会議員の資格もない。

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