◆自衛隊記念日記念行事
本日、相模湾にて自衛隊観艦式が自衛隊記念日行事として実施され、管直人副総理臨席の下、その高い能力の一端を示した。
諸般の事情にて、土曜日最終間近の、のぞみ号にて帰路についた当方、個人的理由から本日は金曜日に撮影した予行の模様を撮影した写真にて代えたい。観艦式と同じ内容の予行を観ることができ、付帯行事としてのシンポジウムを聴講することができ、電燈艦飾を撮影することが出来たという当方。
一つ痛感したのは、東西冷戦と比べ海賊対処任務、インド洋対テロ海上阻止行動給油支援任務とその交代部隊の訓練や休養整備補給とともに、万一の際には弾道ミサイル防衛に対応できるだけの部隊を待機させつつ、観艦式を実施するというのはローテーションの関係上苦労はあったのだろう。
これは海上自衛隊の任務範囲が大きく広域化しているとともに、任務は増加しつつ、一方で防衛予算とともに防衛大綱に定められた護衛艦や航空機の定数は削減される、という状況にあり、毎年年度初頭に行われる集合訓練は、その目的を達したとして実施されず、今年度は、停泊式観艦式になるのでは、という声も上がっていた。
参加艦艇は、原油高により規模を縮小した2006年よりも縮小されており、現在の海上自衛隊の状況を端的に示しているようにも思えたのだが、他方で、次回の自衛隊観艦式2012は、もちろんその時の国際情勢も含め、どのような規模やプログラムでの実施となるのかにも興味が湧く。
さてさて、本日はあいにくの霧雨だったとのことで、風雨が凄い、という声も聞こえたので、大変だったのかもしれない。だが、昨夜の雨天もあり、もしかしたらば実施は、といわれていたことを考えるならば、航空自衛隊の航空機が参加を断念したことを除けば、実施することが出来た用だ。予行については後日掲載したい。
HARUNA
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