◆浜松基地航空祭2009速報
本日もまだ写真整理中なのですが、取り急ぎ保存した写真の中からサンダーバーズの写真を選び掲載します。
1953年、アメリカ空軍の曲技飛行部隊として発足したサンダーバーズは、1947年に陸軍隷下の陸軍航空軍から、海軍、陸軍に続く第三の軍隊、海兵隊のほうが陸海軍よりも歴史が古いので第四の軍隊とするべきかもしれないが、誕生した空軍、その高い操縦技術を象徴する部隊として今日に至る。
浜松基地航空祭は、オープニングフライトまでは、曇りの天候であったのだが、AWACSの飛行が終了すると雨粒が落ちはじめ、とうとう、2005年の岐阜基地航空祭を思い出す程度の天候となった。しかし、幸い風が無かったということと、視程が天候に比して最悪の状況ではなかったことから、サンダーバーズの飛行展示が浜松にて実現した。
米空軍の標準型戦闘機というべきF-16戦闘機、超音速飛行が可能な多用途戦闘機による飛行展示は、亜音速機とは、やはり轟音が違うという感想だが、しかし世界最高と讃えられる技量を以てしても天候が相手では如何ともしがたいようで、水平飛行を中心とした内容、第三航空団でも出来るのではないか、という単調な印象もあったが、途中からは曲技飛行の名にふさわしい展示も行われた。
今年のエアフェスタ浜松は、入場者12万名、昨年と比べて若干の増加にとどまったという事で、早朝からの天候と天気予報により、航空祭見学をあきらめた方が多かった、という事なのだろうか。ちなみに、本日の三沢基地航空祭2009は、サンダーバーズを歓迎する空とB-52のフライパスなどがあり、26万の入場者が会場を沸かせた、とのことだ。
本当に飛行できるのか、という杞憂をF-16が打ち払ったという印象、本日は、速報ということで、サンダーバーズ、浜松で飛行!という内容ですが、サンダーバーズに決断を促すように、小松基地のF-15Jや、岐阜基地のF-2B,静浜基地のT-7,そしてご当地浜松基地のT-4やE-767の飛行もあった訳で、この点も強調したい。
HARUNA
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