■伊勢湾機雷戦訓練2018続報
掃海艦艇の四日市入港、EOS-7D撮影写真は整理中ですので、EOS-M3にて撮影の伊勢湾機雷戦訓練2018入港、その続報として入港後半部分の紹介です。
伊勢湾機雷戦訓練2018完了の掃海部隊四日市港入港、掃海艇うくしま、が入港します。すがしま型掃海艇の艦型を良く分かる構図となりました、二本の煙突が識別点で、この設計は艦橋から真後ろを見えるよう配置したもの、後部は2機の機雷処分器具格納庫が並ぶ。
うくしま接岸の様子、すがしま型はPAP-104 Mk.5機雷処分具による機雷掃討を行うと共に、53式普通掃海具も搭載しています、しかし磁気掃海器具や音響掃海器具はDYAD感応掃海具を運用可能であるものの、必要に応じ暫定搭載する方式で掃海より掃討重視の表れ。
ゆげしま、うくしま、並ぶ様子、すがしま型掃海艇と、うわじま型掃海艇の形状の相違が顕著に見えます。掃海任務では艇内は機雷に触雷した際の安全確保の観点から、乗員は船体内ではなく上部構造物か露天甲板に集まる、しかし掃討では管制室が拠点となります。
すがしま型掃海艇の船体を近づいて撮影しました、木造船体の形状が良く分かります。木造掃海艇は機雷に見つかりにくく万一の際にも衝撃を吸収し、最悪の場合も浮く、しかし木材は腐食しますので船体寿命が20年程度であり、寿命の大きなFRP製へ転換しました。
えのしま型掃海艇はつしま、FRP船体を採用した、新型掃海艇で、はつしま、は2015年に竣工した最新型です。満載排水量660t、一見しますと掃海艇ひらしま型と艦形状が同一ですが、それもそのはず設計は掃海艇ひらしま型同一、船体構造物を木製からFRPとした。
はつしま、入港は既に接岸している、あいしま、と所謂メザシ係留です。前甲板の形状が機雷戦室等共通しているのに対し、煙突が、あいしま二本に対し、はつしま、は単煙突でして、これは後部視界を煙突二本の中間を設けるより一本とした方が良好であったため。
掃海隊群第1掃海隊に所属する掃海艇はつしま、はつしま型掃海艇は三隻あり、えのしま、ちちじま、が横須賀地方隊第41掃海隊へ配備中です。最新型ですが建造は現在、やえやま型掃海艦代替の、あわじ型掃海艦建造に重点化され、4番艇建造の目途は立っていません。
四日市港千歳第一埠頭へ戻ると最初に接岸の掃海艇つのしま、掃海艇なおしま、に加え多数が、掃海艇すがしま、掃海艇えのしま、掃海艇のとじま、掃海艇くろしま、掃海艇いずしま、とこの日は45分間隔で2隻づつ入港し、第一埠頭と第三埠頭へ接岸していました。
改正ソーラス条約により特定重要港湾の一部桟橋へはテロ対策の観点から立ち入りが禁じられています。四日市港千歳第一埠頭の此処も、写真に柵が写っている通り、立ち入りが制限されています。ただ、柵の写り込まないように工夫しますと、こうした写真が撮れる。
掃海母艦うらが四日市港霞埠頭入港、港湾入港情報では千歳第三埠頭へ当初入港する予定だったとの事ですが、四日市港霞埠頭への入港となりました。四日市港霞埠頭にて12日の一般公開を行う為なのですが、四日市港霞埠頭と千歳埠頭は実は6.5kmも離れています。
うらが、掃海母艦うらが型一番艦で満載排水量7200t、巨大な船体の能力を活かし掃海艇の支援や母艦任務と共に掃海輸送ヘリコプターの支援機能と機雷敷設等を担う。元々は掃海隊群旗艦や掃海隊群直轄艦でしたが、2016年に改編となり、第1掃海隊へ編入されました。
掃海隊群2016年改編により、隷下に輸送艦おおすみ型三隻を有する第1輸送隊が隷下に入りました。うらが入港を背後から撮影、艦首方向から撮影を試みたのですが、改正ソーラス条約によりこの日はここから撮影が限界でした。うらが入港がこの日の最後の入港、撮影完了しこちらも撤収しました。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)
(本ブログ引用時は記事は出典明示・写真は北大路機関ロゴタイプ維持を求め、その他は無断転載と見做す)
掃海艦艇の四日市入港、EOS-7D撮影写真は整理中ですので、EOS-M3にて撮影の伊勢湾機雷戦訓練2018入港、その続報として入港後半部分の紹介です。
伊勢湾機雷戦訓練2018完了の掃海部隊四日市港入港、掃海艇うくしま、が入港します。すがしま型掃海艇の艦型を良く分かる構図となりました、二本の煙突が識別点で、この設計は艦橋から真後ろを見えるよう配置したもの、後部は2機の機雷処分器具格納庫が並ぶ。
うくしま接岸の様子、すがしま型はPAP-104 Mk.5機雷処分具による機雷掃討を行うと共に、53式普通掃海具も搭載しています、しかし磁気掃海器具や音響掃海器具はDYAD感応掃海具を運用可能であるものの、必要に応じ暫定搭載する方式で掃海より掃討重視の表れ。
ゆげしま、うくしま、並ぶ様子、すがしま型掃海艇と、うわじま型掃海艇の形状の相違が顕著に見えます。掃海任務では艇内は機雷に触雷した際の安全確保の観点から、乗員は船体内ではなく上部構造物か露天甲板に集まる、しかし掃討では管制室が拠点となります。
すがしま型掃海艇の船体を近づいて撮影しました、木造船体の形状が良く分かります。木造掃海艇は機雷に見つかりにくく万一の際にも衝撃を吸収し、最悪の場合も浮く、しかし木材は腐食しますので船体寿命が20年程度であり、寿命の大きなFRP製へ転換しました。
えのしま型掃海艇はつしま、FRP船体を採用した、新型掃海艇で、はつしま、は2015年に竣工した最新型です。満載排水量660t、一見しますと掃海艇ひらしま型と艦形状が同一ですが、それもそのはず設計は掃海艇ひらしま型同一、船体構造物を木製からFRPとした。
はつしま、入港は既に接岸している、あいしま、と所謂メザシ係留です。前甲板の形状が機雷戦室等共通しているのに対し、煙突が、あいしま二本に対し、はつしま、は単煙突でして、これは後部視界を煙突二本の中間を設けるより一本とした方が良好であったため。
掃海隊群第1掃海隊に所属する掃海艇はつしま、はつしま型掃海艇は三隻あり、えのしま、ちちじま、が横須賀地方隊第41掃海隊へ配備中です。最新型ですが建造は現在、やえやま型掃海艦代替の、あわじ型掃海艦建造に重点化され、4番艇建造の目途は立っていません。
四日市港千歳第一埠頭へ戻ると最初に接岸の掃海艇つのしま、掃海艇なおしま、に加え多数が、掃海艇すがしま、掃海艇えのしま、掃海艇のとじま、掃海艇くろしま、掃海艇いずしま、とこの日は45分間隔で2隻づつ入港し、第一埠頭と第三埠頭へ接岸していました。
改正ソーラス条約により特定重要港湾の一部桟橋へはテロ対策の観点から立ち入りが禁じられています。四日市港千歳第一埠頭の此処も、写真に柵が写っている通り、立ち入りが制限されています。ただ、柵の写り込まないように工夫しますと、こうした写真が撮れる。
掃海母艦うらが四日市港霞埠頭入港、港湾入港情報では千歳第三埠頭へ当初入港する予定だったとの事ですが、四日市港霞埠頭への入港となりました。四日市港霞埠頭にて12日の一般公開を行う為なのですが、四日市港霞埠頭と千歳埠頭は実は6.5kmも離れています。
うらが、掃海母艦うらが型一番艦で満載排水量7200t、巨大な船体の能力を活かし掃海艇の支援や母艦任務と共に掃海輸送ヘリコプターの支援機能と機雷敷設等を担う。元々は掃海隊群旗艦や掃海隊群直轄艦でしたが、2016年に改編となり、第1掃海隊へ編入されました。
掃海隊群2016年改編により、隷下に輸送艦おおすみ型三隻を有する第1輸送隊が隷下に入りました。うらが入港を背後から撮影、艦首方向から撮影を試みたのですが、改正ソーラス条約によりこの日はここから撮影が限界でした。うらが入港がこの日の最後の入港、撮影完了しこちらも撤収しました。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
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