■COVID-19ワクチン大作戦
自衛隊行事が無いとお嘆きの皆様、いまひとつだけやっています、実任務ですが。COVID-19ワクチン接種をお考えの方が居ましたらば参考になれば幸い。
私事ながら第二回ワクチン接種を東京大手町の自衛隊大規模接種会場で受けまして、その帰路に横須賀へ立ち寄りました。オランダフリゲイトエヴァーツエン出航と、副反応想定の休日では一日早まったイギリス空母クイーンエリザベス出航を撮影する事が出来ました、そこで自衛隊大規模接種へ関心を持たれた方も多い様で、この話題をお伝えしましょう。
Web予約により事前予約となるのですが、Web予約は接種券が届いたその日の深夜に探してみますと満員御礼、しかし数日おきに1800時から予約を受け付けるという事でしたので、数日後に時間前からWebで、恰も富士学校祭開門を待つように、待機し予約を試みますと幾度かエラーが出ましたがレーンを変えて予約すると一発予約、久々に東京へ赴きます。
新型コロナウィルスCOVID-19との戦いがここまで長期戦となるのは予想外でした、mRNAワクチン方式により変異株にたいしても短期間で対抗できるワクチンが、とは当初この核酸を用いた方式の利点ではあったはずなのですが、デルタ株による接種完了者へのオーバーシュート感染、更にオーバーシュート感染を引き起こすミュー株など脅威は多い。
しかし、ワクチン接種は現在治療法の確立していないCOVID-19への数少ない対抗策です。そしてこの接種を強力に推し進めるために政府は東京と大阪に自衛隊大規模接種会場を設置、東京で毎日一万、大阪で毎日五千の接種を大車輪で進めています。全国一日百万回、当初は無理だとも指摘された菅総理の一大方針は、先ず国が全力を示し範を執った構図だ。
自衛隊大規模接種会場、実は自治体ごとに接種進展度合いが違いすぎ、20代30代40代という感染の最多数を占める年齢層は置き去りで、ともすれば九月下旬以降や十月に漸く"接種予約の受付を開始する"という状況の自治体さえあり、素早く接種を受けるには掛かり付け医を探すか、またはこの自衛隊大規模接種会場に頼るほか無い、という状況があります。
自衛隊が注射する、自衛隊は大規模行事には知見と経験が数多ありますが、実際接種を受けに行ってみますと、非常に洗練されたものでした、会場は東京大手町、岸防衛大臣が"ワクチン接種への移動は不要不急に当たらないので是非受けてほしい"という声に励まされ、多少近い大阪ではなく、久々の遠出だ、と東京会場、大手町接種を予約しました次第です。
東京駅のバスの車列、驚いたのは無料シャトルバスの運行は知っていたのですが、はとバス東急バスとバスの総力戦でして、数分おきに次々と会場へと出発します、予防接種を受けに行くのに感染しては意味がない、というように、このあたりは社会的距離が充分保てる頻度で運行されていまして、民間バスも多数が接種総力戦に参加していることがわかる。
接種会場は大手町、気象庁旧庁舎の隣にあります。会場は撮影禁止、録音も禁止です。ただ、会場の前の看板ならば撮影可能という。撮影可能とすると、円滑な移動ができないためでしょう、実際、一日一万というのは一時間あたりは、と当初は無謀な規模と指摘されましたが、それは入間航空祭や総火演を担う自衛隊、まずは手荷物検査から始まる。
手荷物検査に続いて本人確認と必須書類の確認、必須書類は問診票と自治体発行の接種券、これを屋外仮設施設にて先ず行います。本人確認と接種券情報は電子端末を用いる、本人確認書類は運転免許証を用いましたが、米軍基地と異なり此処ではマイナンバーカードでも対応できるとのこと。そして問診票をクリアファイルへ収め手元に返されてきました。
クリアファイルは五色、彩り和やかで心が休まる、という理由ではなくクリアファイルのカラーによって待機列が分かれているのですね、青の方こちらへ、黄色の方は此処で座って、と動作に無駄がありません。一通り完了しますと待機列へ、とはいっても五色分の待機列ですので、一群あたりの待機人数は5名程度、さていよいよ重厚な庁舎へと入ります。
待機人数は5名から7名程度、これはどうもエレベータの収容人数に配慮しているように思えます、中央官庁ですので身分証のゲートがありますが当然ワクチン接種の日はゲートは常時開放、そこからエレベータへと向かいます。エレベータでは、壁の方を向いて立ってください、と繰り返し強調されます。なるほど、飛沫をとばさないように、と配慮です。
接種、その前に先ず看護師の問診で、本人確認を再度、そして接種回数の確認、接種における不安などの相談となります。これはモデルナワクチンを最初にクリアファイルを手渡された際に注意事項として明記されているものですので、質問はせず済みました。そして接種へ、という訳ではなく、次は医官の問診へと進みます。航空自衛隊医官の方でした。
問診は複数のブースが並んでいまして、看護師と医官の問診は別室となっていました、導線が確保されていまして移動はスムーズ、複数のブースも個々に案内の係員が待機、あなたは3番へあなたは今あいた5番でそれから、と案内、クリアファイルは五色、色で階がわかれているのでしょうけれども、一日一万ということはこの階だけで二千名に成る訳だ。
アレルギーが過去なかったか、注射で過去に気分が悪くなったことはないか、左腕に接種するのだけれども利き手が左の場合は右にも、という問診と共に、最後になにか聞きたいことがありましたら、と問いがきます。中和抗体が増える日数なども聞きたかったのですが、これはメーカーが数字を出しているので聞かず、痛いですか、と質問する。その答え。
注射は痛いものだけれども、それほどではない。さていよいよ接種へ。接種もまた別室で、こちらも複数のパーテーションで区切られています。わたしの一回目は女性の医師さんでした。上腕に接種するので、ポロシャツを着ていったのですが、思ったよりも上の方、力を入れずにダランとさせて、といわれ、壁の染みを見ていて下さい、と。さてチクリ、と。
一回目は消毒用アルコールを塗った感覚の方が針を突いた瞬間よりも印象に残ったのですが、二回目はしっかりとチクリとしたものでして、心理的なものか、それとも打った技量か、実際に二度目が痛いものなのか。手荷物を台から回収して、そして接種完了の手続きと経過観察へ、こちらも別室で行われます、誘導にしたがって隣室へと通路を進んで往く。
接種完了手続は要するにシールを貼るものと問診票の改修なのですが、これに要する時間が数分、この時間を含めての経過観察の時間が設定されていまして、残り時間が在りますと、そのまま一定間隔で椅子が並べられた大部屋に案内され、所定時間まで待機します。何かあれば手を挙げるのですが、わたしの二回の経験では挙手された方はいませんでした。
副反応、あります、ありました。個人差はあるが一度目の接種は腕の重さと倦怠感、二度目の接種は特にひどく、倦怠感に腕腫と発熱と眩暈に関節痛と不眠にホテルで心霊現象にカメラ充電失敗、実際、観音崎公園に行っても観音崎灯台まで階段が登れない程の倦怠感でした、ただ、COVID-19のリスクが多少なりとも軽減できるのですから、わたしは接種をお勧めします。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
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自衛隊行事が無いとお嘆きの皆様、いまひとつだけやっています、実任務ですが。COVID-19ワクチン接種をお考えの方が居ましたらば参考になれば幸い。
私事ながら第二回ワクチン接種を東京大手町の自衛隊大規模接種会場で受けまして、その帰路に横須賀へ立ち寄りました。オランダフリゲイトエヴァーツエン出航と、副反応想定の休日では一日早まったイギリス空母クイーンエリザベス出航を撮影する事が出来ました、そこで自衛隊大規模接種へ関心を持たれた方も多い様で、この話題をお伝えしましょう。
Web予約により事前予約となるのですが、Web予約は接種券が届いたその日の深夜に探してみますと満員御礼、しかし数日おきに1800時から予約を受け付けるという事でしたので、数日後に時間前からWebで、恰も富士学校祭開門を待つように、待機し予約を試みますと幾度かエラーが出ましたがレーンを変えて予約すると一発予約、久々に東京へ赴きます。
新型コロナウィルスCOVID-19との戦いがここまで長期戦となるのは予想外でした、mRNAワクチン方式により変異株にたいしても短期間で対抗できるワクチンが、とは当初この核酸を用いた方式の利点ではあったはずなのですが、デルタ株による接種完了者へのオーバーシュート感染、更にオーバーシュート感染を引き起こすミュー株など脅威は多い。
しかし、ワクチン接種は現在治療法の確立していないCOVID-19への数少ない対抗策です。そしてこの接種を強力に推し進めるために政府は東京と大阪に自衛隊大規模接種会場を設置、東京で毎日一万、大阪で毎日五千の接種を大車輪で進めています。全国一日百万回、当初は無理だとも指摘された菅総理の一大方針は、先ず国が全力を示し範を執った構図だ。
自衛隊大規模接種会場、実は自治体ごとに接種進展度合いが違いすぎ、20代30代40代という感染の最多数を占める年齢層は置き去りで、ともすれば九月下旬以降や十月に漸く"接種予約の受付を開始する"という状況の自治体さえあり、素早く接種を受けるには掛かり付け医を探すか、またはこの自衛隊大規模接種会場に頼るほか無い、という状況があります。
自衛隊が注射する、自衛隊は大規模行事には知見と経験が数多ありますが、実際接種を受けに行ってみますと、非常に洗練されたものでした、会場は東京大手町、岸防衛大臣が"ワクチン接種への移動は不要不急に当たらないので是非受けてほしい"という声に励まされ、多少近い大阪ではなく、久々の遠出だ、と東京会場、大手町接種を予約しました次第です。
東京駅のバスの車列、驚いたのは無料シャトルバスの運行は知っていたのですが、はとバス東急バスとバスの総力戦でして、数分おきに次々と会場へと出発します、予防接種を受けに行くのに感染しては意味がない、というように、このあたりは社会的距離が充分保てる頻度で運行されていまして、民間バスも多数が接種総力戦に参加していることがわかる。
接種会場は大手町、気象庁旧庁舎の隣にあります。会場は撮影禁止、録音も禁止です。ただ、会場の前の看板ならば撮影可能という。撮影可能とすると、円滑な移動ができないためでしょう、実際、一日一万というのは一時間あたりは、と当初は無謀な規模と指摘されましたが、それは入間航空祭や総火演を担う自衛隊、まずは手荷物検査から始まる。
手荷物検査に続いて本人確認と必須書類の確認、必須書類は問診票と自治体発行の接種券、これを屋外仮設施設にて先ず行います。本人確認と接種券情報は電子端末を用いる、本人確認書類は運転免許証を用いましたが、米軍基地と異なり此処ではマイナンバーカードでも対応できるとのこと。そして問診票をクリアファイルへ収め手元に返されてきました。
クリアファイルは五色、彩り和やかで心が休まる、という理由ではなくクリアファイルのカラーによって待機列が分かれているのですね、青の方こちらへ、黄色の方は此処で座って、と動作に無駄がありません。一通り完了しますと待機列へ、とはいっても五色分の待機列ですので、一群あたりの待機人数は5名程度、さていよいよ重厚な庁舎へと入ります。
待機人数は5名から7名程度、これはどうもエレベータの収容人数に配慮しているように思えます、中央官庁ですので身分証のゲートがありますが当然ワクチン接種の日はゲートは常時開放、そこからエレベータへと向かいます。エレベータでは、壁の方を向いて立ってください、と繰り返し強調されます。なるほど、飛沫をとばさないように、と配慮です。
接種、その前に先ず看護師の問診で、本人確認を再度、そして接種回数の確認、接種における不安などの相談となります。これはモデルナワクチンを最初にクリアファイルを手渡された際に注意事項として明記されているものですので、質問はせず済みました。そして接種へ、という訳ではなく、次は医官の問診へと進みます。航空自衛隊医官の方でした。
問診は複数のブースが並んでいまして、看護師と医官の問診は別室となっていました、導線が確保されていまして移動はスムーズ、複数のブースも個々に案内の係員が待機、あなたは3番へあなたは今あいた5番でそれから、と案内、クリアファイルは五色、色で階がわかれているのでしょうけれども、一日一万ということはこの階だけで二千名に成る訳だ。
アレルギーが過去なかったか、注射で過去に気分が悪くなったことはないか、左腕に接種するのだけれども利き手が左の場合は右にも、という問診と共に、最後になにか聞きたいことがありましたら、と問いがきます。中和抗体が増える日数なども聞きたかったのですが、これはメーカーが数字を出しているので聞かず、痛いですか、と質問する。その答え。
注射は痛いものだけれども、それほどではない。さていよいよ接種へ。接種もまた別室で、こちらも複数のパーテーションで区切られています。わたしの一回目は女性の医師さんでした。上腕に接種するので、ポロシャツを着ていったのですが、思ったよりも上の方、力を入れずにダランとさせて、といわれ、壁の染みを見ていて下さい、と。さてチクリ、と。
一回目は消毒用アルコールを塗った感覚の方が針を突いた瞬間よりも印象に残ったのですが、二回目はしっかりとチクリとしたものでして、心理的なものか、それとも打った技量か、実際に二度目が痛いものなのか。手荷物を台から回収して、そして接種完了の手続きと経過観察へ、こちらも別室で行われます、誘導にしたがって隣室へと通路を進んで往く。
接種完了手続は要するにシールを貼るものと問診票の改修なのですが、これに要する時間が数分、この時間を含めての経過観察の時間が設定されていまして、残り時間が在りますと、そのまま一定間隔で椅子が並べられた大部屋に案内され、所定時間まで待機します。何かあれば手を挙げるのですが、わたしの二回の経験では挙手された方はいませんでした。
副反応、あります、ありました。個人差はあるが一度目の接種は腕の重さと倦怠感、二度目の接種は特にひどく、倦怠感に腕腫と発熱と眩暈に関節痛と不眠にホテルで心霊現象にカメラ充電失敗、実際、観音崎公園に行っても観音崎灯台まで階段が登れない程の倦怠感でした、ただ、COVID-19のリスクが多少なりとも軽減できるのですから、わたしは接種をお勧めします。
北大路機関:はるな くらま ひゅうが いせ
(本ブログに掲載された本文及び写真は北大路機関の著作物であり、無断転載は厳に禁じる)
(本ブログ引用時は記事は出典明示・写真は北大路機関ロゴタイプ維持を求め、その他は無断転載と見做す)
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